おばあちゃん、わたしを忘れてもいいよ

緒川さよ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909064714
ISBN 10 : 4909064710
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
212p;22

内容詳細

認知症になったおばあちゃんと、現実を受け入れ成長していく小学5年生の辰子。連載時から大きな反響を呼んだ、朝日小学生新聞の連載小説。朝日学生新聞社児童文学賞第9回受賞作。

【著者紹介】
緒川さよ : 1978年、静岡県生まれ。日本大学芸術学部卒業。教育系の会社で働きながら、小説を書いている

久永フミノ : イラストレーター。『ガラスのベーゴマ』(朝日学生新聞社)など児童向け書籍をはじめとして、雑誌でもカットイラストを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • どら母 学校図書館を考える さん

    特殊な世界が舞台だからか、ただの認知症の祖母と孫という話でなく、面白かった。絵が内容に合わないけれど、これも流行りなのかな。 辰子という、今どき古めかしい女の子と家族、友達の話。辰子は、ヤングケアラーといってもいいかな

  • 頼ちゃん さん

    児童書なので、実際はこうきれいごとだけですまされないよ、と思うところもあるが、それでもよかった。わすれてもいいよっていいな。最後は涙が出た。主人公の女の子が本当にいい子。

  • ネジとサビ さん

    会話が多く、サラリと読みやすい。 YA向けの本を久しぶりに読むと、心底ひどい人が出てこないから、何となく現実こうではないよなぁと、物足りなさを感じるけど、こんなご時世だからこそ、温かい気持ちになれるこの本を紹介する意味があるのかもしれない。 認知症介護、こんなにきれい事ばかりじゃないけど、それでも夢を見させてくれ、ホロリとする良い本だった。

  • 言々 さん

    忘れてもいいよって…優しい言葉だなと素直に思った。題名にひかれて読む。認知症の斑な状態の祖母と孫のやりとりの物語。自分の名前が親族の誰より新しい記憶だから最初に忘れられてるのは、分かってても寂しく思ってしまう。でも、ぴんしゃんしていたかつての祖母を知る人たちを前にして認知症を隠したくなる気持も、ありのままの老いていく祖母を見守る気持ちも、どちらも本物だから切ない。子供向けの本だけど、結構考えさせられた。

  • こまつな さん

    認知症のおばあちゃんと小学生の辰子。辰子の両親は共働きだけど、認知症のおばあちゃんを普通に受け入れてたりする。辰子の同級生にもひいおじいちゃんがいたり、母親とそりのあわない祖父母がいたりと、高齢者と小学生を中心とした家族や周辺との繋がりをリズミカルにえがく。 というところで、この話はどうも舞台向きではなかろうか、と思う。時々普通の状態に戻るおばあちゃんと辰子のやり取りとか、登場人物の立ち振る舞いとかが、台本通りな感じです。そんな風に考えると、一気に読めてしまいました。

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緒川さよ

作家。静岡県生まれ。2018年に第1回青い鳥文庫小説賞大賞を受賞し、青い鳥文庫より『キミマイ きみの舞(全3巻)』を刊行。ほかの作品に、第9回朝日学生新聞社児童文学賞受賞作『おばあちゃん、わたしを忘れてもいいよ』(朝日学生新聞社)がある

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