盤上に君はもういない

綾崎隼

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041095959
ISBN 10 : 4041095956
フォーマット
出版社
発行年月
2020年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
綾崎隼 ,  
追加情報
:
379p;19

内容詳細

負けたくない敵がいる。誰よりも理解してくれる敵がいる。だから、二人は強くなれる。将棋のプロ棋士を目指す者たちにとっての最後の難関、奨励会三段リーグ。観戦記者の佐竹亜弓は、そこですべてを賭けて戦う二人の女性と出会う。永世飛王を祖父に持つ天才少女・諏訪飛鳥と、病弱ながら年齢制限間際で挑戦する千桜夕妃。歴史に残る激戦の末、リーグを勝ち抜き史上初の女性棋士となったのはどちらか?そして二人に導かれる、哀しき運命とは?今年最泣の青春純愛小説!

【著者紹介】
綾崎隼 : 1981年新潟県生まれ。第16回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”受賞作の『蒼空時雨』でメディアワークス文庫よりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しんごろ さん

    将棋界のサラブレッドの諏訪飛鳥と、病弱な千桜夕妃の女流棋士の物語。奨励会の三段リーグの激闘だけでは終わらない、いや単なる将棋だけの物語ではない熱い熱い物語に、ただただまいった。飛鳥と夕妃の戦友のような友情とライバルでもある関係が読んでて心地よく、ある程度、先の展開は読め、わかっていてもラストの章に自然と涙が溢れた。将棋に邁進するか、愛を貫くか。もし、自分ならどうするかと考えてしまう。自分なら愛を貫きたい。今、何年もそばにいてくれる相方を大切にしたいと思わせる物語にありがとうと言いたい。

  • utinopoti27 さん

    将棋界初の女性棋士を目指す諏訪飛鳥と、天才少年・竹森稜太。そしてそこに割って入るのが、持病のハンデを抱えた26歳の千桜夕妃だ。物語は3人の思いと人生が交錯する過酷な勝負の世界が描かれると思いきや、中盤以降は夕妃の切ない純愛にシフトしてゆく。せっかく将棋をモチーフにしたのだから、命を削るせめぎあいをもっと読みたかった気はするが、まあそれは好みの問題だろう。将棋は『相手を想い合うゲーム』だという。だからこそ作者は純愛小説の題材として将棋を選んだのかもしれない。爽やかな感動の風が吹き抜けるような一冊。

  • ふじさん さん

    将棋のプロ棋士を目指す者たちにとっての最後の難関・奨励会三段リーグ。それに挑む、肺に重大な疾患を抱えながら年齢制限間際で挑戦する千桜夕紀と、永世飛王を祖父に持つ天才少女・諏訪飛鳥。歴史に残る激戦を制し、リーグを勝ち抜き初の女性棋士になったのは千桜夕紀。だが、夕紀は昇格後の最初の公式戦から、姿を晦まし2年半後に復帰する。復帰後は、ライバルの飛鳥や将棋界の若きエース竹森稜太等と戦い、遂には竜王となる。だが、2年半の空白の事実は謎、次第に明らかなる驚くべき真実は、哀しく辛い。最後の結末には少し心が癒される。

  • kotetsupatapata さん

    星★★★☆☆ 帯の『今年号泣の青春純愛小説!』に惹かれて読んだのですが、ちょっと期待外れだったかな〜 青春純愛というには若干年齢も高い(27才くらい?)し、千桜夕妃という女性初の棋士の生涯にスポットを当ててるのでしょうが、他の人の視点からの物語が長く、ちょっと冗長に思えました。 それと観戦記者ってそんなに棋士とプライベートの交流していいの? 将棋の駒の動かし方など全く知りませんが、棋士が棋士として生きていく業はヒシヒシと伝わりました

  • 夜長月🌙@5/19文学フリマQ38 さん

    初めての女性棋士誕生とその生きざまの物語です。女性同士で戦う女流棋士はいますが、男女ともに門戸が開かれているのにこれまで一人も女性が棋士になれていないのは不思議でした。一歩手前まで行った方はいるようです。その辺の説明は少しありますが、物語の核心は二人の天才女性棋士の内面です。お互い戦友でありライバルであり心の友でもあります。命をかけて人生をかけての戦いが続きます。

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