源氏物語 巻4 講談社文庫

紫式部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062757010
ISBN 10 : 406275701X
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,347p

内容詳細

最後の女性・藤壷の尼宮が崩御。冷泉帝もついにその出生の秘密を知ってしまう。正室にと噂された朝顔の君には拒まれ、夕顔の忘れ形見・玉鬘を発見するが…。広大な六条の院に愛する女君たちを住まわせ、太政大臣となった源氏は栄耀栄華の限りを尽くす。

目次 : 薄雲/ 朝顔/ 乙女/ 玉鬘/ 初音/ 胡蝶

【著者紹介】
瀬戸内寂聴 : 1922年、徳島市に生まれる。東京女子大学卒業。’57年、「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞を受賞。’63年、「夏の終り」で女流文学賞を受賞。’73年、中尊寺で得度受戒。法名・寂聴。’74年、京都・嵯峨野に寂庵を結ぶ。’87年より2005年まで、岩手県天台寺住職。’92年、「花に問え」で谷崎潤一郎賞を受賞。’96年、「白道」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。同年、「源氏物語」現代語訳(全10巻)刊行開始。’97年、文化功労者に選ばれる。2001年、「場所」で野間文芸賞を受賞。’06年、イタリアの国際ノニーノ賞を受賞。同年、文化勲章を受章。’07年には、徳島県県民栄誉賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    薄雲から蝴蝶までになります。夕霧の登場により、単なる恋愛物語の色彩は薄れてきたように思えます。男女関係が前面に出やすい物語でしたが、権力争いなどの政治的側面も見えました。光源氏の年齢もあるからかもしれません。太政大臣となった光源氏の栄華が見え始めました。

  • たーぼー さん

    藤壺は死を前にしても取り乱さない姿が凛として格好いいのだけど、そのフィクサーぶりや達観めいたところは、この物語の中では異質というか近寄りがたい存在に私は感じた。紫の上好きとしては彼女の嫉妬と母性とエロスを見た巻であり、こちらの理想が一致したり、外されたり意外性のある行動も取るから楽しいのである。源氏は太政大臣に昇進するものの政治の実権は内大臣に譲り、自らは「六条の院」なる一大ハーレムの造営に奔走。なんとも豪勢で優雅な男だが、太政大臣ともあろう御方がこれで良いのだろうか(笑)そして玉鬘登場。新たな波乱の予感

  • ちゃいろ子 さん

    薄雲は悲しくもあり、陰謀渦巻く恐ろしいお話でもあり。恋多き男でありつつもちゃーんと自身の身の振り方、政治的な事にも頭がまわっていて、明石の君が生んだ可愛い娘の将来の使い道にも頭がまわる。雅やかな世界の中に潜む権謀術に震える。現代の感覚で読んではいけないと知りつつも、大切な子どもから離される生みの親と、恋敵の子どもを育てなさいと言われる正妻(ではないけど)、、想像するだけで苦しくなる。また一方では藤壺と源氏が必死に隠し守ってきた出生の秘密が冷泉帝に知られてしまったり。怖いよ怖いよ源氏物語、、、紫式部、、

  • レアル さん

    源氏はいったい誰を愛しているのか!と思えるくらい大胆な行為に及んでいる。これぞハーレム状態?紫の上が可哀想になってくる…。

  • しんすけ さん

    薄雲から胡蝶まで六帖を所収。薄雲、乙女、玉鬘の三帖のみに言及する。 まず薄雲。涙が流れてならない帖だ。光は明石に産ませた女の子を、引き取り紫に養育させる。明石は血を分けた娘を奪われ、紫は夫が愛人に産ませた子を育てるわけだ。なんとも理不尽ではある。母親も一緒に来るものと思っている女の子は車の中から「お母ちゃまもお乗りなちゃい」と明石の袖を引っ張る。悲しさに明石は詩う。「末遠き双葉の松に引き別れ いつか小高きかげをみるべき」 寂聴も「娘の将来よりも自分の地位や権力の安定を望んでいる男の野心と利己心」と言及。

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紫式部

生没年未詳。970年代の生まれと推測されている。日本文学史を代表する存在。『源氏物語』の作者として名高く、宮中の様子を描いた『紫式部日記』も残している。優れた歌人としても知られ、自作の和歌を集めた『紫式部集』があり、『小倉百人一首』にもその和歌が収録されている。また、藤原為時の娘として生まれ、藤原宣

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