源氏物語 全現代語訳 7 浮舟・蜻蛉・手習・夢浮橋 講談社学術文庫

紫式部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061594623
ISBN 10 : 4061594621
フォーマット
出版社
発行年月
2003年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,429p

内容詳細

薫の誠実と匂宮の熱情。二つの愛に苦悶し入水する浮舟。しかし、横川僧都によって一命をとりとめ、死さえかなわぬわが身の生きがいにと、出家を果たす。その消息を知った薫が送った文に、激しく動揺する浮舟。そして彼女は、ひたすらに仏を念じ、現世へのすべての執着を断ち切った―。「浮舟」から「夢浮橋」を収録する完訳『源氏』最終巻。

目次 : 浮舟/ 蜻蛉/ 手習/ 夢浮橋

【著者紹介】
今泉忠義 : 1900年愛知県生まれ。1923年国学院大学文学部卒業。国学院大学名誉教授。文学博士。1976年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    浮舟から夢浮橋まで。源氏物語の最終巻になります。誠実な薫と熱情の匂宮、2人の愛の狭間で苦悶する浮舟。浮舟の決意が切ないですね。現実の全てを棄てないと生きることも許されない道を選んだのでしょう。様々な恋愛模様を描き、華やかさもありますが、本当は切ない運命の物語なのかもしれません。

  • 優希 さん

    最終巻になりました。誠実な薫と熱情の匂宮、2人の愛の間で苦悶する浮舟が切なかったです。現実の全てを捨てないと生きられなかったからこそ、出家の道を選んだのだと思います。浮舟の消息を知った薫の想いもまた辛い。華やかさもありつつ、本当は切ない運命の物語だったのかもしれません。

  • Tonex さん

    単なるハーレム小説という先入観があったが、想像以上に奥の深い大河的な人間ドラマだった。一生読み続ける価値のある古典作品。しかし、この今泉忠義訳は原文と照らし合わせて読まないと価値半減。かなり厳密なルールで現代語に置き換えているようだが、これを読んだだけでは、どこをどう工夫しているのかわからない。上級者向けの本だと思う。次回『源氏物語』を読む際は、原文と現代語訳と註が併記されているタイプの本を読みたい。作家が自分流に解釈して翻案したような現代語訳を読むのは、さらにその後。

  • Shostakovich さん

    「謹訳」の最終巻を待てず、こちらを読みました。 結末にびっくり!

  • りやう さん

    2年くらいかけて、今日『源氏物語』を読み終わりました。何がすごいって、成立から1000年経つ現在においても、日本文学史上最高傑作の地位が揺るがないことです。近現代日本文学の全ての作品は源氏物語には遠く及ばないと強く断言します。

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紫式部

生没年未詳。970年代の生まれと推測されている。日本文学史を代表する存在。『源氏物語』の作者として名高く、宮中の様子を描いた『紫式部日記』も残している。優れた歌人としても知られ、自作の和歌を集めた『紫式部集』があり、『小倉百人一首』にもその和歌が収録されている。また、藤原為時の娘として生まれ、藤原宣

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