悪魔の孤独と水銀糖の少女 2 電撃文庫

紅玉いづき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784049124545
ISBN 10 : 4049124548
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
赤岸K ,  
追加情報
:
247p;15

内容詳細

 呪われた島から旅立ち、逃亡の日々を送ることになった孤独の悪魔を背負う男ヨクサルと死霊術師の孫娘シュガーリア。
 世界から失われつつある異端を救う道行きの中で、彼らは人ならざる有翼種の血を引く子供、ビーノと出会う。
「俺達のことは、信じなくてもいい」
「あなたは生かすわ……なんとしても」
 帝国の謀略が蠢く砂漠の街、バフハに潜入した彼らに追っ手が迫る中、ヨクサルは自分の罪と過去に直面する。
「お前を殺すのは──僕の役目だよ、ヨクサル」
 孤独と幻想のあわいで、シュガーリアの身を焦がしたのは、初めての恋の激情だった。

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    呪われた島から旅立ち逃亡の日々を送る孤独の悪魔を背負う男ヨクサルと死霊術師の孫娘シュガーリア。二人は人ならざる有翼種の血を引く子供・ビーノと出会う第二弾。帝国の謀略が蠢く砂漠の街・バフハに潜入した二人。ヨクサルは自分の罪と過去に直面することになり、ビーノの激情がシュガーリアの身を焦がす展開でしたけど、そんな熱い想いをぶつけられたからこそ皮肉にも自覚した揺るぎない想いがあって、捕らわれたヨクサルもかえがえのないものがあると気付かされて、そんな二人の絆がとても良かったです。続刊あるならまた読んでみたいですね。

  • まりも さん

    呪われた島から旅立ち、逃亡の日々を送るヨクサルとシュガーリアが有翼種の血を引く子供と出会うシリーズ第2弾。こうしてヨクサルとシュガーリアに再び会うことが出来たことを先ず喜びたい。鬱屈とした雰囲気漂う世界観とヨクサルとシュガーリアの糖度たっぷりな甘ーい展開が混ざり合うことで、とても素敵な物語となりそれだけで胸がいっぱいになった。こんなのを読んだらこれからの2人のことが気になって仕方がなくなるに決まってるじゃないか。どんどんと可愛くなるシュガーリアに夢中になること間違いなしな本作。是非とも続きを期待したい。

  • yosa さん

    これは小説なんではなくて、何かしらの鉱石なんだと思う。長い時間をかけて、大小様々な物質が混ざり合い、融和し、凝縮され、いつしか輝きだした小さな結晶。様々な人の手に渡り、磨かれ、歴史を作り、やがて物語と共に伝えられる、とびきりの宝石のような何か。全ては紅玉いづきの魔法だ。筆跡の中に時間も空間も息遣いも、全てを閉じ込めて一冊の本を創造した。染み出した空気はシュガーリアの掌のように冷たく、ヨクサルのように孤独だが、そこには強さがある。厳しい愛がある。見た目は歪かもしれない。でも、この鉱石には、温もりがあるんだ。

  • ミホ さん

    シリーズ2作目。不変ではあるけれど、旅をして関係性は変わっていくのだろうな、まだ2人には時間が足りないし足りてほしい。なんだかちっちゃい頑張る子でてきて、この子もまたこれから平和であってほしい。なんと不器用な登場人物だらけなのだろうか、そんな中あの姉さんみたいな人(笑)が唯一信じるものを定めて進んでいるように見えました、かっこいい!普通の生活ができる2人ではないかもしれないし、この先も困難ばかりに思えますが、旅路でどこか…行く末に良きことがあってほしい。

  • 真白優樹 さん

    逃亡の旅を続ける中、精霊の血を引く子供と出会う先、ヨクサルが自分の過去と罪に向き合う今巻。―――覚悟を決めよ、生きるのは必ずしも楽じゃない。 生きる事が罪だというなら、それでも生きたいと願うのは罪なのか。ヨクサルとシュガーリアの旅の続きが描かれる今巻。友情と慕情、人間ならば形に関係なく誰しもが持つ感情が響き合う巻であり、異端な許されぬ者達に容赦なく試練が吹きつけ、心抉るかのように突き刺してくる。正に重くて歯応えのある巻であり、それでもと願い旅する彼等を応援せずにはいられない巻である。 次巻も楽しみである。

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人物・団体紹介

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紅玉いづき

1984年生まれ、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。2006年、少女の崩壊と再生を描いた『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞を受賞、07年同作にてデビュー。逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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