恋し撫子 代筆屋おいち 時代小説文庫

篠綾子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758439756
ISBN 10 : 4758439753
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
追加情報
:
273p;16

内容詳細

行方知れずの許婚・颯太との再会を願い、下総から江戸に出てきたおいちは、本郷丸山の歌占師・戸田露寒軒の手伝いをしながら自身でも代筆屋を営み、なんとか暮らしを立てていた。そんなある日、露寒軒のもとに意外な客がやってきた。故郷でいがみ合う仲だった従姉のお菊である。わがままだが、牡丹のように華やかなお菊も颯太を想い、行方を捜していると知り、おいちの心は散り散りに乱れるが…。文とは、想いと想いを繋ぐもの―心の奥を汲み、真心を込めて綴るおいちの文が人の絆を結んでゆく連作時代小説、待望の第二作。

【著者紹介】
篠綾子 : 1971年、埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。第4回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。短篇「虚空の花」で第12回九州さが大衆文学賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はにこ さん

    いとこのお菊、嫌な奴だなぁと思ったけど、最後はちょっと良かったね。篠さんは八百屋お七の話が好きだねぇ。他のシリーズでも出てきていたものね。新たな友が出来たり、新しい仕事をしてみたりと江戸でも活動の範囲を広げて成長しているねぇ。さて颯太には会えるのかな。そこはあまり進展無いけど次も楽しみ。

  • kagetrasama-aoi(葵・橘) さん

    「代書屋おいち」第二作目。北村季吟登場、この時代で和歌が主題の話なので、待ってました!って感じでした。季吟の紹介で柳沢家の屋敷に代筆の仕事をしに半月の間行くことになったおいち。そこで出会った側室の権大納言正親町実豊卿の姫君、町子さま、これからどんな関わりになるのか楽しみです。颯太の行方もですが、おいちが代書屋としてどんな生き方をしてゆくのかも気になります。

  • 坂城 弥生 さん

    学生時代は古文苦手だったけど、和歌とかを背景まで含めて読むことができたら素敵だな、と改めて思った。

  • のびすけ さん

    シリーズ2作目。紙商小津屋の美雪さんに加え、おいちと同年代のお菊、お妙らが登場し、物語が華やかに。おいちも江戸の暮らしに馴染んできたからか、心成しか言葉や行動が大胆になってやしないか? 北村季吟の依頼で、半月の間柳沢家の屋敷で代筆の仕事をすることになったおいち。そこで出会った「天狗」とは何者か?! 要所で出てくる和歌が物語に奥ゆかしさを与えてる。また、卯月みゆきさんの表紙絵がうっとりするほど美しい。

  • なにょう さん

    寒露軒について。ただの老人ではなかった。作中の通り、今も待乳山と東陽寺というお寺に歌碑が残っているんだそうである。対する柳沢吉保、北村李吟が幕府の中でも役職にあるのに対して、自分は自分一人で渡世していかなきゃならない。柳沢と寒露軒はもとは同じような出自なのに。寒露軒の心中は穏やかではなかろう。★始まりは田舎の娘の恋人探しだが、主人公おいちの親代わりの寒露軒に俄然、興味が湧いた。

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人物・団体紹介

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篠綾子

埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。短篇「虚空の花」で九州さが大衆文学賞佳作受賞。主な著作に日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞した『青山に在り』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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