縄文語への道 古代地名をたどって

筒井功

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309228754
ISBN 10 : 4309228755
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
筒井功 ,  
追加情報
:
320p;20

内容詳細

アオ(青)、アワ(淡)、クシ(串、櫛)、ミ(三)、ミミ(耳)の五語は確実に縄文語であることを示し、それらから派生していく、キ(城、柵、木)、シマ(島)、岬、御崎、耳取、鳥居などの場所にまつわる言葉にさかのぼっていく、地名実証の研究調査紀行。

目次 : 第1章 青木、青島と縄文時代の葬地/ 第2章 弥生・古墳時代の葬地とアオ地名/ 第3章 青島を訪ねて/ 第4章 「クシ」の語には岬の意味がある/ 第5章 縄文時代に列島へ渡来した民族の言葉だった/ 第6章 クシと家船と蛋民/ 第7章 「耳」は、なぜ尊称とされていたか/ 第8章 ミ(御)の語源は数詞の「三」である/ 第9章 縄文語の輪郭

【著者紹介】
筒井功 : 1944年、高知市生まれ。民俗研究者。元・共同通信社記者。第20回旅の文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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大変面白かった。特に後半のミミの考察は面...

投稿日:2025/03/02 (日)

大変面白かった。特に後半のミミの考察は面白かった。聖なる数の概念や体の各器官を神聖視していたなどの導きが秀逸。大変面白かったのでこの著者の別の本はないかと探して、HMVオンラインで作者の名前をクリックしたら、ほかのこの作者の著書が出てきたのでこちらで購入。今次の本を楽しみにまっているところ…今読んでる利根川民俗誌もおもしろい。この縄文語への道は大変面白かったのでお勧めです

ojisan さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami さん

    著者は元共同通信の記者で、現在は民俗研究者として著書も多い。以前『「青」の民俗学』という本で、地名をもとに縄文時代の言葉を探っていく方法を提示され、大変刺激を受けた。縄文時代に遡る文献がない以上、地名は縄文語を探る唯一の方法であるという著者は、地形地名ならば全国に散らばる現地に行き、自分の目で確かめるなど、大変篤実である。大湯環状列石の土版から、数詞の三と「御」を関連づけて考察したり、峠の語源を「手向け」とする説に対して、弓なりになった所を越えていく「タワ越え」であるとするなど、知的な面白さに満ちている。

  • nori さん

    Gave up to read in half. I could understand why 青 as tomb places is related to 縄文語 with relatively small number of example. It may be related to understand how was 縄文時代 which might be different society from 弥生時代.

  • Kouhei Higuchi さん

    古代の言葉を地名から推測する、その手法の奥深さ、楽しさはある。タイトルの通り縄文語であるかどうかを探求する本としては価値がある。そうかどうか確定は望めない。身近な地名をあらためて見つめ直すきっかけとなる。

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