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忍びの者 その正体 忍者の民俗を追って

筒井功

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309228389
ISBN 10 : 4309228380
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
筒井功 ,  

Content Description

猿飼村の伝承などから。忍者は本当にいたのか―忍具・忍術を華々しく駆使して戦闘を繰り広げる、といった虚像を排し、「嗅ぎ」「草調儀」「方形土塁」…といった観点から、文献に加え言い伝えを丹念に取材し、忍びの実態を明らかにする、画期的な「草の民俗学」書き下ろし。図版多数。

目次 : 第1章 北条氏配下の忍び軍団「風間一党」のこと(「風魔小太郎」伝説の誕生/ 『関八州古戦録』が描く風間一党 ほか)/ 第2章 一条兼定へ放たれた忍び植田次兵衛のこと(前関白の土佐下向/ 公家大名から戦国大名へ ほか)/ 第3章 伊賀・甲賀の忍びとは、どんな集団だったか(忍びの代名詞「伊賀者」と「甲賀者」/ 「武装屋敷」跡が、いまもあちこちに残る ほか)/ 第4章 伊達氏の「黒脛巾組」と会津・摺上原の合戦(『伊達秘鑑』から/ 仙道・人取橋の合戦 ほか)

【著者紹介】
筒井功 : 1944年、高知市生まれ。民俗研究者。元・共同通信社記者。第20回旅の文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • らん

    私の忍者のイメージは水戸黄門の忍者!でも実際は蜘蛛のように城の石垣を登ったりする姿は虚像のようだ。忍者は大正か昭和の頃に生まれた新語で本来は「忍びの者」という。戦国大名一条兼定を暗殺した人物の家来、植田次兵衛の役目とは?次兵衛は猿まわしに化けていた?!猿飼(後に猿まわしと呼ばれる)は猿を舞わせて牛馬の健康を祈ると共に病気や怪我の治療を行う職業。武家は軍馬を飼い、年1.2度は猿飼を招かないといけない事から猿飼は最も忍びに適していた。猿は人になかなか懐かないので化けるのは簡単じゃないみたい。忍びの者も大変だ。

  • in medio tutissimus ibis.

    戦国時代の忍者(と後に呼ばれるような者たち。当時の呼称は主に草)の実像はゲリラ戦をものとする足軽や悪党の類であり、伊賀や甲賀は抜きんでた支配者のないまま武装屋敷の国人たちが離合集散を繰り返す土地だったためにその住人は戦闘経験と築城技術(とそれを破る技術)を積んでいたために重宝された。なお石垣は戦国時代最終段階のものなので戦国時代の忍がが知っていたのは規模は大なりとはいえ土塀の類である。無論間諜としても働き、表向きは虚無僧、放下(旅芸人)、猿回し(馬医も兼ねる)として情報収集や破壊工作の支援などを行った。

  • koikekazuo

    これまでmixiに読書メモを書きこんでいたが、この本のデータが生成されぬため、こちらに書くことにした。民俗学系の本なので、文書資料を引き写すよりも実像に近づいているのではないかと気体。著者はどちらかというとジャーナリストだが、猿回しと忍びの関係や、伊達の黒はばき組の戦い方などリアルに追求している。こうやって見ると、今のヤンキーたちがやっている小競り合いに首取り(刈り)まで含むような遊撃部隊のことを指していたように思える。諜報とかゲリラアセンなんかは当然、いつの時代にも必要だったのだろうけれども。字数ない。

  • とみぃ

    忍び。幼い頃から興味津々。

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