空白の起点 有栖川有栖選必読!Selection 2 徳間文庫

笹沢左保

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198947019
ISBN 10 : 4198947015
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
追加情報
:
344p;15

内容詳細

通過する急行列車の窓から父親の転落死を目撃した小梶鮎子。被害者に多額の保険金が掛けられていたことから、保険調査員・新田純一は、詐取目的の殺人を疑う。鉄壁のアリバイ崩しに挑む彼をあざ笑うように第二の死が…。ヒット作・木枯し紋次郎を彷彿させるダークな主人公のキャラクター造形と、大胆極まりない空前絶後のトリック。笹沢ミステリの真髄。

【著者紹介】
笹沢左保 : 1930年生まれ。1960年、初長篇『招かれざる客』が第5回江戸川乱歩賞候補次席となり、本格的な小説家デビュー。1961年『人喰い』で第14回日本探偵作家クラブ賞を受賞。テレビドラマ化されて大ヒットした『木枯し紋次郎』シリーズの原作者として知られ、推理小説、サスペンス小説、時代小説、恋愛論などのエッセイ他、歴史書等も含む、380冊近くもの著書がある。2002年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • cinos さん

    高校生くらいで読んでいて、どうやったのかすっかり忘れていたのでシンプルなトリックに驚きました。新田がひどすぎます。有栖川さんの解説がよかったです。

  • えみ さん

    どこか懐かしさを感じさせるサスペンス。無色透明なガラスに無数のひっかき傷をつけて曇らせてしまったように、霞んで見えなくなっていく真相をどうにかして覗こうと試行錯誤する保険調査員の新田純一が真実に辿り着くまでの話である。派手さはなく、というよりどちらかと言えば地味な事件。それなのに多額の保険金が掛けられていた父親の保険金受取人となっている美しく儚げな娘・小梶鮎子の謎めいた存在に翻弄されながら楽しく読むことができた。もしも一つでも上手くいかないことがあったらあの“自殺”はなかった。意外性が面白い小説だった!

  • koma-inu さん

    有栖川セレクション2。列車の窓から、崖から落ちる父親をみた娘。他殺が疑われる中、またも崖から転落死が発生。1961年作との事ですが、文章は非常に読みやすいです。昭和の雰囲気で、島田荘司さんのような作風。殺人も、島田御大を彷彿させる、トンデモトリック、特に第1の殺人。いやいや、これはやり過ぎ!と思いつつ、哀愁ただよう文章に引き込まれて、そこまで脱力感は無かったです。初読み作家でしたが、他作も読んでみたいです。

  • geshi さん

    新田の孤独とニヒルをまとったキャラ造形が後の代表作である木枯し紋次郎を思わせる。とは言えカッコいい主人公にまではなり切れておらず、何でこんなにモテるのか不思議 。アリバイの謎が中心に据えられているが、男と女の暗めな関係性のストーリーは昭和を感じる。第一の殺人のトリックがアリバイでありながら別のトリックにもなっているのは、なかなか意外な方向。第二の殺人のトリックは弱さを感じるが、伏線はさりげなくも丁寧。作品全体を覆うダークなトーンは、この動機の重さのためか・

  • coco夏ko10角 さん

    急行列車から父親が転落するところをたまたま目撃した小梶鮎子、被害者にかけられていた保険金から保険調査員・新田は殺人を疑うが…。作品全体の哀愁ただよう雰囲気やラストいい。保険調査員はシリーズ化してるのかな?あったら他のも読んでみたい。あとこれ表紙に「笹沢沙穂100連発」ってあるけど、徳間から100作品新装で出るってこと?すごい。

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人物・団体紹介

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笹沢左保

1930年、東京都生まれ。郵政省東京地方簡易保険局勤務を経て、1960年、江戸川乱歩賞次席となった『招かれざる客』でデビュー。翌年、『人喰い』で日本探偵作家クラブ賞を受賞。1972年に始まったテレビドラマ『木枯し紋次郎』シリーズが一世を風靡する。晩年は佐賀に移り住み、執筆活動を続けながら、九州さが大

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