シェイクスピアの誘拐 有栖川有栖選必読!Selection 11 徳間文庫

笹沢左保

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198948634
ISBN 10 : 4198948631
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
追加情報
:
306p;15

内容詳細

突如、舞台上で『ハムレット』の原典にないアドリブを口にした役者。奇妙な行動が図らずも暴きだした仰天の犯罪とは?(「シェイクスピアの誘拐」)―暗号、安楽椅子探偵、倒叙、アリバイ、人間消失…ミステリの様々なテーマから8つを厳選。生涯400篇の短篇を執筆した鉄人作家が挑む遊び心とテクニックの集大成。超高難度の“テーマ縛り”短篇集。

【著者紹介】
笹沢左保 : 1930年生まれ。1960年、初長篇『招かれざる客』が第5回江戸川乱歩賞候補次席となり、本格的な小説家デビュー。1961年『人喰い』で第14回日本探偵作家クラブ賞を受賞。テレビドラマ化されて大ヒットした『木枯し紋次郎』シリーズの原作者として知られ、推理小説、サスペンス小説、時代小説、恋愛論などのエッセイ他、歴史書等も含む、380冊近くもの著書がある。2002年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • だるま さん

    笹沢作品の中から有栖川さんが厳選したセレクションの第11弾で、今回は初の短編集。暗号、倒叙、アリバイ、人間消失、等、8つのジャンルに挑んでいて、全部が傑作という訳では無いが、それぞれ捻りがあって面白かった。表題作は何ともインパクトのあるタイトルだけど、ハムレット役者が誘拐に絡むというだけでやや肩透かし。ベストはアリバイ物の『愛する人へ』だろう。殺人を犯した主人公が、訪ねて来た刑事にアリバイを述べるが嘘だとバレてしまう。主人公に嘘を言わせたキッカケが素晴らしく、結末に大いに納得した。著者の短編、結構良いな。

  • ふう さん

    有栖川強力プッシュ中の笹沢佐保の必読Selectionの一冊。バリエーション豊かな8編が収録されたミステリ短編集。ベストは「愛する人へ」。皮肉とはまさにこのこと。タイトルもいい。「空白の起点」がいまいちでちょっと心配だったがこれはきちっとミステリだった。私笹沢左保は長編より短編がいいのかもしれん(笑)

  • かすみ さん

    1980年頃の短編小説です。よく練られた推理小説で、どの作品もとても面白いです。「なるほど!」と唸らされます。

  • ゆきゆき さん

    著者の作品は長編ばかり読んできたが短編集も面白かった。表題作の暗号・誘拐事件の真相と、最後1ページで明かされる真実のくだりは秀逸。その他にも倒叙形式で進む「知る」「愛する人へ」「盗癖」「計算のできた犯行」の皮肉の効いた幕切れは、R・レヴィンソン&W・リンクの作品を思い出させますね。

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人物・団体紹介

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笹沢左保

1930年、東京都生まれ。郵政省東京地方簡易保険局勤務を経て、1960年、江戸川乱歩賞次席となった『招かれざる客』でデビュー。翌年、『人喰い』で日本探偵作家クラブ賞を受賞。1972年に始まったテレビドラマ『木枯し紋次郎』シリーズが一世を風靡する。晩年は佐賀に移り住み、執筆活動を続けながら、九州さが大

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