アリバイ奪取 笹沢左保ミステリ短篇選 中公文庫

笹沢左保

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122072589
ISBN 10 : 4122072581
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
361p;16

内容詳細

アリバイが消えたとき、笑うのは誰だ?本格推理から、サスペンス、そして著者の真骨頂たる宿命小説まで、表題作をはじめバラエティに富んだ八篇をセレクト。一九六〇年前後の社会風俗が活写されているとともに、推理作家としての巧緻が存分に発揮されたベスト・アンソロジー。

【著者紹介】
笹沢左保 : 1930(昭和5)年、東京生まれ、横浜に育つ。郵政省簡易保険局に勤務し、交通事故で自宅療養中に執筆した『招かれざる客』でデビュー。61年、『人喰い』で日本推理作家協会賞を受賞。以後、推理、現代、時代、歴史小説と幅広いジャンルで作品を発表し、一時代を画す。「木枯し紋次郎」など、確かな時代考証と推理小説的な手法を用いた独自の時代小説は、読者の圧倒的な支持を獲得。2002(平成14)年8月、肝臓癌と診断されるが延命治療を断り、10月に逝去

日下三蔵 : 1968(昭和43)年、神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。ミステリ・SF研究家、アンソロジスト。編書『天城一の密室犯罪学教程』で第五回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • くさてる さん

    やっぱりさすがというべきか。昭和の流行作家というと古さや粗さがあるのではというこちらの偏見を簡単にひっくり返してくれた、すぐれた短編集でした。もちろん時代を感じる部分は多々あるものの(昭和の女どれだけ結婚したかったの)それが傷になっていないというか、作品の中でその価値観がちゃんと成立しているから、どんなに時代が流れても物語は古くならない感があります。面白かった。

  • ネコベス さん

    著者の1960年前後に発表された8篇を収録した短編集。貞操観念の強さや激しい労働争議等に時代の雰囲気が感じられる。恋人に裏切られた女が復讐に憑りつかれ町を彷徨う「殺してやりたい」、脱走した凶悪犯の立てこもり事件の顛末をスリリングに描く「第三の被害者」、醜女の社長令嬢の結婚とその後の悲劇を描いた「鏡のない部屋」が良かった。

  • だるま さん

    笹沢氏の長編ミステリは、徳間の有栖川セレクションで順次出ているが、今度は日下三蔵さんセレクトの短編集が出た。初期の作品ばかり8編収録。解説で徳間の長編の事にも触れていて、他社なのに宣伝みたいに詳しく書かれていた。いいのか?(^-^) この短編集の中身も、日下さんが選んだだけあってつまらない作品は皆無。本格ミステリは表題作を含め3編程で、他はサスペンス風やどんでん返しや皮肉な結末を楽しむ広義のミステリーだった。短編ならではの強引な展開が目に付いたけど、初期の頃から趣向を凝らした作品を書いている事に感心した。

  • ふう さん

    笹沢左保のミステリ短編集。読んだことあったり、時代を感じてあまりピンとこないものもあったけど、「殺してやりたい」「十五年は長すぎる」などどの作品もお話として面白く読めた。一番ミステリっぽい「木枯し紋次郎」のエピソードをいつか読んでみたいけどいつになるだろう…。にしてもカバー写真の笹沢先生しぶいなあ。前に見たことある時は料理家の結城貢みたいなイメージだったけどこの写真は東京ホテイソンのショーゴみたいだ(笑)

  • jima さん

    短編8作品。1961年から64年の作品。面白かった。

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人物・団体紹介

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笹沢左保

1930年、東京都生まれ。郵政省東京地方簡易保険局勤務を経て、1960年、江戸川乱歩賞次席となった『招かれざる客』でデビュー。翌年、『人喰い』で日本探偵作家クラブ賞を受賞。1972年に始まったテレビドラマ『木枯し紋次郎』シリーズが一世を風靡する。晩年は佐賀に移り住み、執筆活動を続けながら、九州さが大

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