卑劣犯 素行調査官

笹本稜平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334911973
ISBN 10 : 4334911978
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
追加情報
:
440p;20

内容詳細

警視庁生活安全部少年育成課の国枝警部補が、夜のランニング中に轢き殺された。轢いたのは、上司である生活安全部長の車だが、その車は事件の二日前に盗難に遭っていたという。国枝が死の直前までかかわっていた児童ポルノサイト摘発の妨害が目的か…!?本郷岳志たち警務部監察係は内部犯を疑い、調査をはじめるが、事件には思わぬウラが…。

【著者紹介】
笹本稜平 : 1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。2001年、『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年、『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    シリーズものだったのをすっかり忘れていた。ハイハイ、監察の本郷ー入江ラインね、仄かに思い出しましたよ。それにしても児童ポルノ・・絶対に許せない。哀しいのに、怒りが凌駕する。取り締まるべき警察がこんな様なら一体誰を信じたらいいんだい?誰に助けを求めたらいいのでしょう。この組織はどこまで腐っているんだろって、思わせるのだ。が、間違いは正すと、この組織が立証するんだ。もう諦めかけたところで、ぎりぎり間に合っても犠牲になった子が戻ってくる訳じゃないのが遣る瀬無い。警察の中の警察。次はもう少し早くお願いしたいなぁ。

  • タックン さん

    素行調査官シリーズ。今回は児童ポルノの摘発業務を行ってた警察官のひき逃げ事件を追う。始めからだいたいの犯人像はわかってて監察官のいつもの3人がどう追いかむかが見もの。始めはなかなか話が進まなくていらいらしたが終盤は一気に解決。それにしても真相・真犯人は意外だった。本当、題名のように卑劣なやつらだった。見事、勧善懲悪型にすっきり終わってよかった。

  • タイ子 さん

    あれっ?これってシリーズ物なんだと思ったのは読み始めてから。迂闊でしたわ〜。と、いってもあまり影響ないんですがね。警視庁監察官が警察内部の犯行に対して絶対許さない、こんなの見逃していたら警察の意味がないと頑張るんだけど、容疑者が上層部の者だったら?!自分の保身のために協力する刑事がいない…。そんな警察社会に民間人は守られているのかと思うと腹も立つが。民間人が罪を犯すと冤罪もあるのに、警察官だと見て見ぬふりするのってどうよ?卑劣犯のためには我が身を捨てる覚悟の監察官3人がいい!このシリーズ追っかけよう♪

  • おいしゃん さん

    警視庁の監察を舞台にした刑事小説。副総監まで絡んでくる壮大な内部不祥事に迫っていく。設定はすごく面白いのだが、さすがに風呂敷を広げすぎで、少しずつ現実味が薄くなった感も。

  • みい坊 さん

    警察の中の警察、観察の役割が実は警察の不祥事を外に出さない役割を期待されている部署だと言う。そうまでしないといけないほど、ゲスな人が多いのか警察!読めば読むほど、誰も彼もがゲスに思えてしまう。しかも、事件は児童ポルノ。サクサク読めるけれども気持ちが重くなってしまう。犠牲になった少女の生い立ちや短い人生を思うと救いのない物語だと思う。事件は偶然の1枚の写真で一気に解決するけれどもスッキリ感のない読書でした。

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笹本稜平

1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。出版社勤務を経て、2001年『時の渚』で第十八回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『太平洋の薔薇』で第六回大藪春彦賞を受賞。ミステリーをはじめ警察小説、山岳小説の名手として絶大な人気を誇る。21年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

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