大久保利通 幕末維新の個性

笠原英彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642062831
ISBN 10 : 4642062831
フォーマット
出版社
発行年月
2005年05月
日本
追加情報
:
20cm,238p

内容詳細

薩摩藩下級武士の出自でありながら、後に藩の重役となり討幕に邁進し、維新後は参議・内務卿として明治政府を率いた大久保利通。柔軟なリアリズムで政治を指導し、近代日本を創出しようとした激動の生涯を描く。

【著者紹介】
笠原英彦 : 1956年東京都生まれ。1985年慶応義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。慶応義塾大学法学部教授、法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • MUNEKAZ さん

    大久保の政治手法を「柔軟なリアリズム」と評しながら、その生涯を追う。幕末期より粘り腰の姿勢で周旋家として頭角を現したことや、新政府での伊藤博文を介しての木戸派の取り込みなど、政治家としての力量の高さに改めて驚かされる。また冷静な政治手腕に反比例するような維新の志士らしい理想主義の面も見られ、それらが「殖産興業」として結実する前に暗殺されたのは残念の一言。特に東北の開発計画を具体的に進めていたことは興味深い。

  • suimindukue さん

    地元では西郷に比べ人気のない人物ではあるが、大久保の生き様の方が好きだ。この本では幕末も維新も一枚岩ではない薩摩藩や新政府において一心に働き誰より重きを為した彼の姿が書かれていてよい。

  • 石野 真 さん

    大久保利通の人物像には「翔ぶが如く」以来興味があり、読み始めたが生涯を紹介するのに終始し、人物像にはたどり着かなかった。残念。

  • ぴーたーらびっと さん

    明治以降の話は読むだけで疲れた。でも読んでよかった。極端な中央集権、急激な欧化政策のイメージがあった大久保政権だが実態は逆で、地方重視(特に東北開発)、民業の自主的な発達を促す政策、地に足の着いた日本のやり方に沿った近代化、立憲民主政治にも理解を示す。反面外交交渉では大国清に一歩も引かず完全勝利。遠大な目標については寛容かつ柔軟に、目前の政治案件には頑固に粘り強くという偉大な政治家。非業の死がつくづく惜しまれる。まるで大河小説を読み終えたかのような読後感。硬質で端正で、時折抒情性を滲ませる文体も◎。

  • バルジ さん

    大久保のリアリズムに基づく冷静な政治観やそれに矛盾するような理想を追う姿が描かれていて良かった。 明治政府は朝敵藩の多い東北に「冷淡」だったと言われることがあるが、少なくとも大久保は東北を開発する事が国家の富強に繋がると考え、実際に計画を遂行していた側面を無視してはならないと思う。

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笠原英彦

慶應義塾大学法学部教授、法学博士。1956年東京生まれ。1980年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、1985年同大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。1985年慶應義塾大学法学部専任講師、1989年同助教授、1993年同教授。この間、1988年〜89年、2000年〜01年米国スタンフォー

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