人間、やっぱり情でんなぁ

竹本住大夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163901381
ISBN 10 : 4163901388
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;20

内容詳細

人形浄瑠璃「文楽」の大夫として、日本人の義理人情を語りつづけて六十八年―。“語りの力”で人びとを泣き笑いさせてきた住大夫師匠が、舞台をおりて初めて語る。引退までの日々、先人たちの思い出、文楽と日本のこれから…

目次 : 第1章 春のなごりに―引退まで/ 第2章 師匠、先輩、弟子―修業とリハビリの日々/ 第3章 貧乏には勝たなあかん―三和会の長い旅/ 第4章 デンデンに行こう―私が育った戦前の大阪/ 第5章 文楽道場に生きる―教えること・教わること/ 第6章 そして文楽はつづく

【著者紹介】
竹本住大夫 : 本名、岸本欣一。大正13年、大阪市生まれ。人形浄瑠璃「文楽」大夫(昭和21〜平成26)。重要無形文化財保持者(人間国宝)、文化功労者・日本藝術院会員。平成26年5月、文楽大夫の史上最高齢となる八十九歳で引退、惜しまれつつ68年の大夫人生に幕を引いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Shoji さん

    ただひたすら地道に精進してきた人間国宝の言葉は含蓄があります。 「襲名はゴールではなく、『これからより一層、こつこつ芸を磨きます』とみなさんの前で決意表明する節目です。」 「芸は身のうちから自然と出てくるもんです。そこに『情』、語る人間のこころをのせる。最後は人間性に尽きる。」 まさにコウベを垂れる稲穂ですね。まさに言霊ですね。竹本住大夫師匠、いぶし銀に輝いています。

  • みち さん

    先日、国立文楽劇場に文楽鑑賞に行った。そのとき改めて住大夫さんはもう引退したのだなと寂しい思いをした。竹本住大夫さんという存在はやっぱりすごいと思う。その芸は数々の苦労や努力や文楽への愛情があったからこそすばらしいものだったのだと本書は教えてくれた。本当に文楽が大好きなのがひしひしと伝わってきた。この本を読んで、ますます文楽を応援したい気持ちになった。

  • kuri8655 さん

    〈あんたの浄瑠璃は汚れた半紙や〉〈ヘタが上手ぶってやる芸ほど見苦しいものはありません〉…きっついわぁ…。更に経済的には恵まれず、歌舞伎ほどチヤホヤもされないときては、21世紀の若者は何を求めて文楽の世界に踏み入るのだろうか?逆に興味が高まった。聞き書きなので『私の履歴書』によく似た感じの文章だったが、戦前の大阪の花街の雰囲気や、海外公演での国による反応の違いなど、住大夫さんのワクワク感が伝わってきて楽しく読めた。これまでは人形にばかり目が行っていたけれど次からは大夫さんの登場の瞬間もしっかり見ようと思う。

  • ぐうぐう さん

    今年の5月、現役を引退した竹本住大夫が芸談を語り下ろした『人間、やっぱり情でんなぁ』。生い立ちから引退まで、68年の大夫人生を語っていく、その優しい口調にまず魅せられる。引退公演を追ったNHKのドキュメント『鬼の散りぎわ 文楽・竹本住大夫 最後の舞台』では、芸に向ける厳しさが強調されていたが、この優しさがあってこその厳しさなのだと理解できる。それは、その分野の頂点に辿り着けた者だけが放つことのできる厳しさであり優しさに違いない。(つづく)

  • tom さん

    去年引退した住大夫さんの、引退した後の聞き下ろし。この人、信念を持って弟子たちを怒鳴りまくっていたのだ。本気で怒鳴っていたのだと、この本を読みながら実感した。本気で怒鳴られたら、本気で芸の道にのめりこんでいる人たちは、本気で立ち向かうのだろうと、これも実感したこと。なにはともあれ、この本のカバーの住大夫さんの顔、なんともすごい。とても良い顔。引退興行を見ることができた私は、幸せ者です。

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竹本住大夫

大正13(1924)年、大阪市生まれ。人形浄瑠璃「文楽」大夫(昭和21〜平成26)。重要無形文化財保持者(人間国宝)、文化功労者、日本芸術院会員。平成26年5月、文楽大夫の史上最高齢となる89歳で引退、惜しまれつつ68年の大夫人生に幕を引いた。引退後も後進の指導にあたっていたが、平成30(2018)

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