少年の名はジルベール 小学館文庫

竹宮惠子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094067132
ISBN 10 : 4094067132
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
追加情報
:
272p;16

内容詳細

マンガ家デビュー後、上京時に待っていた「缶詰」という極限状況。のちに「大泉サロン」と呼ばれる東京都練馬区大泉のアパートで「マンガで革命を起こす!」と仲間と語り合った日々。当時はタブーだった少年同士の恋愛を描ききり、現在のBLの礎を築く名作『風と木の詩』執筆秘話。そして大学学長として学生たちに教えてきた、クリエイターが大切にすべきこととは。『ファラオの墓』『地球へ…』などベストセラーを連発し、少女マンガの黎明期を第一線のマンガ家として駆け抜けた竹宮惠子が、「創作するということ」を余すことなく語った大ヒット自伝、ついに文庫化!

目次 : 缶詰旅館/ 一人暮らし/ 少年愛の美学/ 大泉サロン/ 少女たちの革命/ 不満と焦り/ 男の子、女の子/ ライフワーク/ 悲観/ ヨーロッパ旅行/ 契約更新/ プロデューサーの仕事/ 新担当編集者/ 読者アンケート/ 大学でマンガを教えるということ

【著者紹介】
竹宮惠子 : 1950年徳島市生まれ。マンガ家。1968年マンガ家デビュー。1970年上京し、後に「大泉サロン」と呼ばれる東京都練馬区大泉にあるアパートに住み始める。1980年小学館漫画賞受賞。2000年より京都精華大学教授、2014年学長に就任。同2014年紫綬褒章を受章。2018年任期満了により学長を退任。同年、日本マンガ学会会長、国際マンガ研究センター長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yumiha さん

    大きな声では言えないが、実は…竹宮惠子作品は1冊も読んでおりませぬ💦『一度きりの大泉の話』(萩尾望都)を読むための参考としてチョイス。読み始めると、表現あるいは創作についての考え方にいくつか示唆を受けた。たとえば「増山さんが物語中心に映画を見るタイプだとしたら、私たちはビジュアル中心に見ている」の箇所で、私は増山派だと思い知らされる。うっとこの同居人は、カメラワークなどを見て「いいなあ」とか言っているけれど、私は気もつかなかった経験があるので。

  • 猫ぴょん さん

    げ。 望都さまの本ではそんなに感じなかったけど、こちらを読むと増山女史がなんだか怖い。 友達になりなくない(と言うよりなれない)タイプかも。 すいません😅この本を読んで感じた印象です(汗) 大人しく繊細な望都さまと 自分の考えを言葉に出して闘える竹宮惠子先生。 そしてワガママ?な印象を受ける増山女史。 いや無理っしょ😵 うーん😓 本作では望都さまに対する嫉妬心が赤裸々に書かれているけど 望都さまこそツライよなー。 若かりし頃の失敗と後悔。 出版前に望都さまの了解を得るべきだったのでは?

  • ワニニ さん

    平積み文庫にこの顔がドーンとあったら、思わず手に取ってしまう世代。とはいっても、風木は連載中ではなく単行本になってから読んだのだが、BLとか腐女子だとかいう言葉はなかった時代、どっぷり。しかし、風木は別格なのに、竹宮恵子のその他作品はあまり読まず、萩尾望都の方が好きだったなぁと思ったら、風木に至るまでの苦悩や葛藤…色々あったわけだ! マンガは、描かれる物語、世界が好きで読み、漫画家や少女マンガ自体にあまり興味はないが、竹宮恵子の成り立ち(成長譚)、「少女マンガで革命」に心揺さぶられ、これは一気読み。

  • カーミン さん

    今から40ン年前、まだ学生の私にとって竹宮惠子先生は【神】だった。その【神】によって書かれた本。読むと竹宮先生がただの【神】ではなく、少女時代があり、スランプがあり、編集者との戦いがあり、そして「ジルベール」が生まれたということがよくわかる。現在のBLの礎ともいえる『風と木の詩』は、すんなり思いつきのように描かれたものではなく、その執筆秘話は深い。ちなみに、萩尾望都先生も当時の私にとっては【神】であり、どちらが上か下かとなんて比べることなどできないけど……。

  • 阿部義彦 さん

    竹宮惠子さんの自叙伝と言っていいと思います。これ、単行本の時欲しかったけど、恥ずかしいような気がして(自意識過剰)買えなかったのですが、文庫化されたのでようやく楽しめました。あの頃の少女コミックはリアルタイムで姉から借りて読んでました。私的には「空がすき」が良かったですねー。主人公が男なんて全然気にせずに楽しい読み物だなあと思ってました。大泉サロンでの萩尾望都さんへの羨望と嫉妬。この本で初めて知りました。脚本にかんしては確かにけーこたんはいきあたりばったりで、物語の権化のモー様とは資質がちがってましたね。

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人物・団体紹介

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竹宮惠子

1950年、徳島市に生まれる。徳島大学教育学部中退。68年『リンゴの罪』でデビュー。70年、雑誌連載をきっかけに上京。以後、SF、同性愛、音楽、歴史などを題材に多彩な執筆活動を展開。80年、『風と木の詩』『地球へ…』により第25回小学館漫画賞を受賞。京都精華大学にて2000年〜教授就任。14年〜18

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