基本情報
内容詳細
チョウが互いに相手の周りを飛び回る卍巴飛翔は、縄張り争いの一種と説明される。しかし鋭い牙も爪も持たないチョウがただ飛び回ることが、なぜ「闘争」になるのだろうか。試行錯誤の末に著者がたどり着いたのは、チョウにはライバルという認識がないために縄張り争いが成り立つという“常識外れ”な結論だった。第11回日本動物行動学会賞受賞研究。
目次 : 1章 ギフチョウはなぜ山頂に集まるのか(春の女神を追いかけた日々/ ギフチョウの配偶行動の研究 ほか)/ 2章 相手を攻撃しない闘争で優位になるには(森の蝶・ゼフィルス/ ウラジロミドリシジミの探雌飛翔 ほか)/ 3章 二つの配偶戦略を使い分ける?(夏の虫/ 配偶縄張りと探雌飛翔 ほか)/ 4章 チョウの縄張り争いは求愛行動?(自然選択説と動物の闘争/ 持久戦モデルへの疑問 ほか)/ 5章 チョウにとって同性とは何か(キアゲハの性識別/ 汎求愛説は崩れるか ほか)
【著者紹介】
竹内剛 : 1999年、京都大学理学部卒業。大学院に進学して、動物の行動を研究する。2006年、京都大学大学院理学研究科博士課程修了(博士(理学))。その後、日本学術振興会特別研究員などを経て、現在は大阪府立大学大学院生命環境科学研究科研究員。2019年から、三草山ゼフィルスの森保全検討会議の副会長を務め、ゼフィルスが生息できる里山管理を実践している。2020年、「チョウの配偶競争に関する理論的研究」で第11回日本動物行動学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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横山也寸志 さん
読了日:2022/04/25
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人物・団体紹介
竹内剛
1999年、京都大学理学部卒業。大学院に進学して、動物の行動を研究する。2006年、京都大学大学院理学研究科博士課程修了(博士(理学))。その後、日本学術振興会特別研究員などを経て、現在は大阪府立大学大学院生命環境科学研究科研究員。2019年から、三草山ゼフィルスの森保全検討会議の副会長を務め、ゼフ
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