アカガミ河出文庫

窪美澄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309416380
ISBN 10 : 4309416381
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
窪美澄 ,  
追加情報
:
280p;15

内容詳細

渋谷で出会った謎の女性に勧められ、ミツキは国が設立したお見合いシステム「アカガミ」に志願した。異性と話すことすらままならない彼女にとって、国の教えはすべてが異様なもの。パートナーに選ばれたサツキとの暮らしを通じて、次第に恋愛や性を知り、「新しい家族」を得たのだが…。手厚いサポートに隠された「アカガミ」の真の姿とは?生きることの選択と生命の躍動に触れる衝撃作!

【著者紹介】
窪美澄 : 1965年、東京都生まれ。広告制作会社、フリーの編集ライターを経て、2009年「ミクマリ」で女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞してデビュー。11年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空をみた』で山本周五郎賞、本屋大賞2位に選ばれる。12年、『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Mami Endo【青春菌に感染中】 さん

    東京オリンピックが終わった近未来の日本。しかし、若者は結婚どころか恋愛そのものを嫌悪していた。セックスを知らない若者は日に日に増加した。一方、中年はセックスの快楽に溺れた。ある日、ミツキはログに誘われて「アカガミ」に志願した。それでミツキはサツキとカップリングされた。次第にセックスに没頭し妊娠したが出産した赤ちゃんは障害児だった。いまだにログが善意なのか悪意なのか全部分からない。近未来ならばすぐに妊娠中、障害児に気付くかと。私ならば絶対に志願しないかな。自然にパートナーを見付けたいし。ただし、面白かった。

  • fwhd8325 さん

    近未来というよりも、少し先の未来といった方がしっくりくるようです。もっとクールに描いているのではと勝手な先入観を持っていましたが、私は、この物語の根底に、暖かな血が流れているように感じました。新興宗教的な世界観は、国家が創りあげたものであり、これは、今の時代にも通じる、怪しい世界だと思います。タイトルは、そこを直接的に表現しているのだと思います。生命の尊さは、何ものにも代えがたいものであるはずなのに、無機質なものとして描くことで、血の温もりを感じるのです。

  • ピロ麻呂 さん

    近未来…2030年。若者たちはみな無気力で、恋愛や性に興味を持たず、未来への希望が持てずに自殺者が増え続ける時代。政府は公式のお見合い制度「アカガミ」で少子化の歯止めをかけようと普及を目指す… 独特の世界観に引き込まれて「アカガミ」の末路も気になり一気読みでした(^^)

  • カブ さん

    ちょっと未来の日本のお話。人口がどんどん減っていって、人の寿命は40年という説も...。若者の自殺者が増えてどうなっちゃうの!?「アカガミ」という国のお見合いシステムでパートナーをあてがわれ、家族を作る。ありそうで怖い。ミツキとサツキの関係がだんだん親密になっていくところが、ほんのりしていて好き。

  • 楽駿 さん

    品川図書館本。これも窪氏の作品なんですね!近未来を描いた、生と性のSF小説。タイトルからして秀逸で、実は中身は知らないまま、窪氏とこのタイトルで読みたくなった。性だけでなく、生にも希薄な20代の若者達。人との交わり方が解らず、拒否されることを恐れるあまりに、孤独を選ぶ。まさしく、今の人間の縮図。そこで、アカガミと言う制度で、番いをあてがわれ、一緒に暮らし、子をなすことを国を挙げてのプロジェクトで行われる。人が人として生きていく為に、何を選べばいいのか?幸せは与えられるものなのか?窪氏の作品で1番お勧め!!

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