暗殺国家ロシア 消されたジャーナリストを追う 新潮文庫

福田ますみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101311821
ISBN 10 : 410131182X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
378p;16

内容詳細

白昼堂々行われる射殺、ハンマーでの撲殺、そして毒殺。社会主義政権崩壊後、開かれた国になるはずだったロシアで不審死が相次いでいる。犠牲者はジャーナリストたち。彼らはメディアが政権に牛耳られる国の中で、権力批判を繰り広げる急先鋒だった―。偽りの民主主義国家内部で、今、何が起きているのか?不偏不党の姿勢を貫こうとする新聞社に密着した衝撃のルポルタージュ。

目次 : 第1章 悲劇の新聞/ 第2章 奇妙なチェチェン人/ 第3章 告発の代償/ 第4章 殉教者たち/ 第5章 夢想家たちの新聞経営/ 第6章 犯罪専門記者の憂鬱/ 第7章 断末魔のテレビジャーナリズム/ 第8章 ベスラン学校占拠事件の地獄絵図/ 第9章 だれが子供たちを殺したか

【著者紹介】
福田ますみ : 1956(昭和31)年横浜市生れ。立教大学社会学部卒。専門誌、編集プロダクション勤務を経て、フリーに。犯罪、ロシアなどをテーマに取材、執筆活動を行なっている。『でっちあげ』で第六回新潮ドキュメント賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 活字の旅遊人 さん

    2010年に単行本で出た、ロシアのジャーナリズムに関するルポ。なかなか馴染めないながらもさすがの筆致。同著者の『でっちあげ』や『モンスターマザー』程ではないにしても、引き込まれた。その2作と合わせて考えると、福田氏はジャーナリスト・ジャーナリズムのあり方を問うているのだろうな。熱意や使命感を持って報道することの尊さと危険性と。記者サイドが個人として守りたいものとの板挟みも当然あるだろう。新卒時、記者就職が叶わずに来たくすぶりアラフィフの心に再点火はされなかったが、若者に読んでもらいたいな、と思った。

  • アーモンド さん

    民主国家とは名ばかりの、ある意味独裁国家のロシア。情報は操作され、それに屈しないジャーナリスト達が、消されている。平和ボケしている私には、想像を、理解を越えた世界だが、それにも立ち向かい真実を伝えようとする信念には、脱帽です。

  • たつや さん

    トルストイやドストエフスキーの影響で、多少、ロシアに興味がありましたが、この本を読んで怖くなりました。読後の感想としては、北朝鮮の次に、危険な国はロシアとなりました。(あくまでも個人的な感想です。)プーチンの目も、人殺しの目にしか見えません。あー怖い!福田ますみさんも、よく、無事に日本に帰って来れましたね。

  • リキヨシオ さん

    表向きは民主国家となっているロシア連邦だけど、その内情は政権批判をする人間が白昼堂々と襲われて続けているという衝撃的な実情…00〜09年までに120人のジャーナリストが不慮の死を遂げ、84人が殺害されたとみられる…そして首謀者や実行犯の多くが逮捕されていないという。そんな独裁的な政権を批判し続ける小さな新聞社「ノーバヤガゼータ」に密着したルポ。反政府色の濃いメディアの経営者や大株主に圧力をかけ経営権を放棄と株の売却を強制し、政府や政府関連企業が株を独占するという手法は、とても民主主義とは思えなかった。

  • 誰かのプリン さん

    数年前テレビニュースで、ロシアの報道キャスターが何者かに放射性物質を投与され死に至った事を知り本書に興味を持ちました。一党独裁しかも共産党国家は大体このような事が当たり前のように起こっているのは想像のするところです。しかし、自分の命を懸けてでも社会の不正義を暴こうとする姿勢にはただ感服するばかりです。

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