モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い

福田ますみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103036739
ISBN 10 : 4103036737
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
253p;20

内容詳細

教育現場の「恐るべき現実」に迫る瞠目のルポルタージュ。不登校の高一男子が自殺した。久々の登校を前に―。かねてから学校の責任を追及していた母親は、校長を「殺人罪」で告訴する。常識をはるかに超えた執拗な追及に崩壊寸前まで追い込まれた教師たちは、真実を求め、“モンスター”との対決を決意した。はたして加害者は誰だったのか。

目次 : 第1章 家出/ 第2章 不登校/ 第3章 悲報/ 第4章 最後通牒/ 第5章 対決/ 第6章 反撃/ 第7章 悪魔の証明/ 第8章 判決/ 第9章 懲戒/ 終章 加害者は誰だったのか

【著者紹介】
福田ますみ : 1956年横浜市生まれ。立教大学社会学部卒。専門誌、編集プロダクション勤務を経て、フリーに。犯罪、ロシアなどをテーマに取材、執筆活動を行なっている。2007年に『でっちあげ福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮社)で第6回新潮ドキュメント賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • W-G さん

    あまり読まないノンフィクション。こういう人がいるんだ!という衝撃だけであっという間に読了出来ます。この作者の立場からみた真実すら、疑わなければならない気にさせられる。こういう重たさがノンフィクションルポの醍醐味なのかもしれない。

  • kinkin さん

    著者の作品は二作目。福岡で起きた事件同様この本も衝撃的な内容だ。事実が一部あるいは瞬間的に見ただけで報道や流布されたときの怖さが伝わってくる。巻末のほうに載っていた誰が加害者だったのかということがこの本のテーマのひとつでもあると思う。生徒の母親、マスコミ、弁護士、ジャーナリスト他誰にも加害者になり得る反面被害者にもなり得ること。事実をどのように証明して法廷で闘ってゆくのか。事件の経過と証言を元に構成されている。人を信じることと自分を信じることの大切さも織り込まれていた。おすすめの一冊。図書館本

  • やんちゃジジイ さん

    読了後、怒りと憤りで体が震えたのは初めてだ。なぜならばこの本が小説ではなく実話だからだ。こんな人間がこの世に存在するのが恐ろしい。しかも現在も何事もなく闊歩している恐怖。やはり祐太の自殺の原因は母親のさおりだった。自殺なのかも疑わしい。もう一歩踏み込んで殺人罪で告発するべきだったと思う。祐太が残した遺書をも改ざんし、改ざんを見破られないよう紛失させるなんて狂人意外考えられない。さおりだけでなく、弁護した高見澤、米沢、ルポライターの鎌田も狂人。この本が文庫化されるならば改題したほうがいい。《キチガイ》だ。

  • ケイ さん

    作者は、この母親や弁護士に、訴える相手にも人権があるんですよ、と語っているが、それを作者へも言いたい。ひどい母親だし、人権派弁護士の偏見はひどいものだけれど、学校や学友の責任がゼロではないと思う。彼女が責めることだけをして責任を果たさないから…、だと公開裁判なようなことをしていいのだろうか。裕太君は本当にかわいそうだ。弟も同様に。酷い親はいつの時代にもいる。その子達を助けなくてはいけない。考えがまとまらないが、釈然としない読後感。

  • きんぎょっち さん

    夫にDVをふるい、子を虐待し自殺に追い込み、その原因をなかった「いじめ」のせいだと学校関係者や子どもの友人・家族を罵倒し、脅し、告発し、マスコミを巻き込んで被害者を装い大騒ぎした母親。自称人権弁護士を含めて、頭がおかしいとしか思えない。普通の人は、こんな暴力的で攻撃的な頭のおかしい人間が母親だったり近くにいたりするとは思わないから、どう対応していいかわからずパニックになると思う。学校関係者はよく頑張った。この母親のように、良心を持たず他人は支配するものだと考える冷酷な人間は、意外と多い。絶対会いたくない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

福田ますみに関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品