現代語訳 古事記 河出文庫

福永武彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309406992
ISBN 10 : 4309406998
フォーマット
出版社
発行年月
2003年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,455p

内容詳細

天地開闢から始まり、日本がいかに誕生して、神々や皇室の祖先がいかに活躍し、今の地名がどんな由来で名づけられたかなどを物語るわが国で現存する最古の典籍を、最も分かりやすい現代語訳で全訳した名著。

目次 : 古事記・上巻(宇宙の初め/ 神世七代/ 伊邪那岐命と伊邪那美命 ほか)/ 古事記・中巻(神武―東への道/ 神武―征旅の歌/ 神武―七乙女 ほか)/ 古事記・下巻(仁徳―系図/ 仁徳―嫉み深い大后と黒姫/ 仁徳―嫉み深い大后と八田若郎女 ほか)

【著者紹介】
福永武彦 : 1918‐79年。詩人、小説家。福岡県生まれ。東大仏文科卒。堀辰雄との親交を経て、42年に加藤周一、中村真一郎らと「マチネ・ポエティク」を結成、西欧的な思考を追求しながら日本詩の方法的実験を試みた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やいっち さん

    福永版古事記。明解を旨としている。「今昔物語」は面白く読めた。が、古事記については、やや疑問符。試みはそれなりに達成していたか。古代朝鮮語で詠み解こうとする試みさえある中で、そもそも古事記は我々が理解しきれるものなのか。現代語訳 古事記は、これまで各種 読んできた。日本人なら原文でと思うが、これは無謀というもの。せめて、本居宣長訳で……と思うが、これもハードルが高い、高過ぎる。それでもこれからもどんな形であろうと触れていく。

  • 海猫 さん

    ふとしたきっかけで古事記が読みたくなったところにタイミング良く福永武彦の現代語訳本を手に入れた。内容は上巻中巻下巻の3部構成。訳文はかなり平易に噛み砕いているようで読みやすい。が、登場人物名がややこしいわ多いわで多少難儀はする。だから系図はほどほどに流し読み。するとグイグイ読み進められるように。豊穣な世界に夢中になれた。神話としては上巻が特に奔放で面白い。中巻もヤマトタケルのパートは特に興味深かった。ヤマトタケルってかなりのサイコキャラやったんや。下巻に入ると歴代天皇がメインになってちょい単調だったかな。

  • り こ む ん さん

    なるほど!よく分からん!興味が無いわけではないので、読むには、よめたけど…頭の中がぐるぐるになる。神なのか?人なのか?現人神なんだろう……な。神から、急に人間臭くなるし(笑)初心者には難しい…もっと、もっと読まねばならないな。

  • ビイーン さん

    古事記という単語が目に入っても全く関心がなかった以前の自分が恥ずかしい。日本人であれば、母国の神話は必ず読むべきだろうと思う。神様の多さと名前の読みにくさに躊躇し読み進まないことともあるが、読み進むうちにその読みにくさに慣れていき、誰もが面白さに気づくだろう。

  • ノコギリマン さん

    こちらは初読み。やっぱりスサノオのクレイジーっぷりは最高ですなー笑

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