近代日本の国家と浄土真宗 戦争・ナショナリズム・ジェンダー

福島栄寿

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784831855695
ISBN 10 : 4831855693
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
285p;22

内容詳細

「国民の仏教」=「鎌倉新仏教」論の生成、西洋との遭遇、「国家神道体制」の成立、対外戦争の勃発、「良妻賢母」という規範の喧伝―。近代日本における国民国家形成のプロセスにおいて、仏教はいかに「国民国家の“宗教”」たろうとしたのか。また、そこにはいかなる葛藤があったのか。主に浄土真宗(真宗大谷派)に関する諸問題を題材に、真宗者・真宗教団が打ち出した信仰(信心)の言説を分析し、国民国家と仏教の関係をいま改めて考察する。

目次 : 序章/ 第1章 “近代仏教”再考―日本近代仏教史研究と「鎌倉新仏教」論/ 第2章 甦る清沢満之/ 第3章 仏教者の自己認識と内地雑居論―日本人論・日本文化論の視点を手がかりに/ 補論1 仏教者と「報徳」―明治後期〜大正前期の仏教界の動向と関連して/ 第4章 神道非宗教論をめぐって―せめぎあう神と仏/ 第5章 真宗大谷派と戦中・戦後史/ 第6章 真宗大谷派における女性教化―明治・大正・昭和・平成の教説をたどる/ 第7章 国民「宗教」の創出―暁烏敏の天皇「生仏」論をめぐって/ 補論2 近代日本における自他認識―アイデンティティと「信仰」/ 第8章 日本主義的教養と一九三〇年代の仏教者―暁烏敏と記紀神話の世界/ 終章 日本近代仏教史研究の行方―「精神主義」研究を手がかりに

【著者紹介】
福島栄寿 : 1965年京都市に生まれる。1989年山口大学人文学部卒業、1991年山口大学人文科学研究科修了、1995年大谷大学文学研究科博士後期課程満期退学。真宗大谷派教学研究所研究員、札幌大谷大学准教授等を経て、大谷大学文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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