福岡大学人文学部歴史学科

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18歳からの歴史学入門

福岡大学人文学部歴史学科

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779125546
ISBN 10 : 4779125545
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
追加情報
:
247p;21

内容詳細

教科書に書いてあることは、果たしてそれで終わりだろうか?歴史学は、単に過去を学ぶことではありません。現在を生きている私たちと密接に繋がっているとても生き生きとした学問です。時代の手触りを感じ、教科書に書いてある常識を見つめなおし、国境をこえて学ぶ。さあ、「歴史学」の世界へようこそ!

目次 : 第1部 時代の手触りを感じる(御成敗式目とその時代/ 遣隋使の考古学―遣隋使の開始年とその実態を見直す/ 後宇多上皇―日本歴史を牽引したキーパーソン/ コレラとイギリス近代社会)/ 第2部 教科書の常識を見つめなおす(弥生時代に文字は使われたか/ 宋代中国「文治主義」の実態/ 災難の後に―ペストが流行れば金貸しが儲かる?/ 西南雄藩の台頭と近代兵器の導入)/ 第3部 教科書の国境をこえて(昭和戦前期の“海を渡っての進学”/ アヘン戦争の深層・真相/ アメリカ独立革命と国際社会)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さとうしん さん

    高校の歴史教科書で触れられているような事項を大学の歴史学で取り扱うとどういう議論になるかというアプローチからの入門書。たとえば第2章「遣隋使の考古学」が歴史学で取り扱う史料が多様で豊かであることを示し、第10章「アヘン戦争の深層・真相」での「当時の清朝にアヘン戦争を避ける選択肢・可能性は存在したか?」という問いかけが、歴史的事件の本質をつかんだうえで議論する大切さや面白さを示すといった具合に、様々な具体的事例から歴史学の研究や発想とはどういうものかを教えてくれる内容・構成となっている。

  • 崩紫サロメ さん

    「はじめに」で高校の教科書から坂本龍馬が削除されるという誤解を含んだニュースとそれに伴うリアクションを紹介があり、日本の歴史教育における教科書の権威主義を感じた。そうした教科書の枠組みから一歩踏み出し、歴史学を学んでいく面白さを紹介する本。それぞれの著者の専門分野(御成敗式目や、アヘン戦争、ペストなど様々)についての論考があり、そこから考えてみるというスタイル。論文を読む面白さを学部生に紹介する良書。

  • gecko さん

    高校までの教科書に叙述されている史実について、自身の研究領域から語るとどうなるかを福岡大学人文学部歴史学科の教員らが示した歴史学入門書。多様なテーマが扱われているが、個人的には「御成敗式目とその時代」(西谷正浩)が興味深かった。中世初期の裁判は「自分を贔屓して恩寵を与えてくれる」権力者などの縁を頼る「口利き的な性格が濃厚」なものであったが、公平や道理の尊重を掲げる御成敗式目の制定は、人びとに「法や正義に関する感覚・態度」の変容を迫るものとなり、鎌倉中後期には「式目の精神」が時代のハビトゥスになったという。

  • 青雲空 さん

    歴史解釈は多くの学者による共同作業。議論を積み重ね、支持を獲得していく。歴史家の客観的な検討の過程がよくわかる本。 幻冬舎が出しているような素人の思いつき似非歴史本は、文化の破壊であり嘆かわしい。

  • おらひらお さん

    執筆した先生から拝受。読みやすく歴史好きな高校生が読むと歴史学科に進みそうな感じです。

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