基本情報
内容詳細
本書は、1997年に行なわれた共同研究プログラム「場所の破壊と再生」の一部を、出版用にまとめなおしたものである。都市を中心とした場所環境にポイントをおいた、日本内外の、さまざまな分野からの研究者同士の、議論と交流の場において、地球全体において都市化が進むなかで、場所環境の持続的な保全と開発をいかに実現できるかを、21世紀の大きな課題として考えている。
目次 : 序 空間構築にかんする暴力性と野蛮さを超えるために―場所環境デザインについての断章/ 1 広島の被爆と再生―都市生命体の観点から/ 2 東京における水辺空間の破壊と再生/ 3 図説都市・銀座の破壊と再生/ 4 中国における歴史的都市の保存計画/ 5 建設が進む統一ドイツの首都―最新版のベルリン破壊か?/ 6 都市と外国人―建設された形態における暴力の事例/ 7 トスカナの持続可能な開発のためのワークショップによる宣言・農業と地域開発―地域環境の設計、立案および規制における新基準試行への呼びかけ/ 8 ヴェネツィアのラグーナの危機とその解決法/ 9 ユダヤ人の都市―ヴェネツィアのゲットーをめぐる考察/ 10 迷宮の中のバロック都市―レッチェに関するフィールド研究
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人物・団体紹介
福井憲彦
学習院大学名誉教授。公益財団法人日仏会館名誉理事長。1946年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専門は、フランスを中心とした西洋近現代史。2018年、フランスより国家功労勲章シュヴァリエに叙された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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