興亡の世界史 人類はどこへ行くのか 講談社学術文庫

福井憲彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065144107
ISBN 10 : 4065144108
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
追加情報
:
416p;15

内容詳細

歴史を問うことは、現在を問うことである。急増する人口と資源、海から見た人類の拡散と定住の歴史、宗教がもたらす対立と共生、世界史のなかの日本、そして、人類誕生の地・アフリカの現状。新たな世界史像を日本から発信することをめざして、文明の来し方とこれからをマクロな視点で通観し、現代人が直面する問題へのヒントを探る。シリーズ最終巻。

目次 : 第1章 世界史はこれから―日本発の歴史像をめざして/ 第2章 「一〇〇億人時代」をどう迎えるか―人口からみた人類史/ 第3章 人類にとって海はなんであったか/ 第4章 「宗教」は人類に何をもたらしたか/ 第5章 「アフリカ」から何がみえるか/ 第6章 中近世移行期の中華世界と日本―世界史のなかの日本/ 第7章 繁栄と衰退の歴史に学ぶ―これからの世界と日本

【著者紹介】
福井憲彦 : 1946年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程中退。学習院大学教授、同大学長を経て、学習院大学名誉教授

杉山正明 : 1952年静岡県生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。京都大学教授を経て、京都大学名誉教授

大塚柳太郎 : 1945年群馬県生まれ。東京大学理学部卒業。同大学院理学系研究科修士課程修了。理学博士。国立環境研究所理事長を経て、一般財団法人自然環境研究センター理事長。東京大学名誉教授

応地利明 : 1938年大阪市生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程退学。文学博士。京都大学名誉教授

森本公誠 : 1934年兵庫県生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。華厳宗管長・東大寺別当を経て、東大寺長老

松田素二 : 1955年広島県生まれ。京都大学文学部卒業。ナイロビ大学大学院修士課程を経て、京都大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、京都大学大学院文学研究科教授

朝尾直弘 : 1931年大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。京都大学名誉教授。文化功労者

青柳正規 : 1944年大連生まれ。京都大学文学部美術史学科卒業。同大学院入学。文学博士。東京大学教授、国立西洋美術館館長、文化庁長官などを経て、日本学士院会員、東京大学名誉教授、山梨県立美術館館長

陣内秀信 : 1947年福岡県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学。工学博士。法政大学デザイン工学部建築学科教授を経て、法政大学特任教授

ロナルド トビ : 1942年アメリカ・ニューヨーク州生まれ。コロンビア大学文学部博士課程修了。文学博士。コロンビア大学、東京大学教授などを経て、イリノイ大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • atlusbou さん

    興亡の世界史シリーズ最終巻。タイトルからして総まとめの本なのかなと思っていましたが、章ごとにテーマを持った論文の集まりという印象を受けました。各章で著者が異なるので粒度や視点に差がありますが、どれも興味深かったです。個人的には、海の章が一番好きでした。

  • マウンテンゴリラ さん

    冒頭からの、「世界史はこれから」という言葉には意外という印象を受けたが、中身を知ると、なるほどその通りだと、納得のいくものであった。私自身、世界史に関しては、受験の選択科目に選ばなかったこともあり、基礎的な知識不足といった点は認めざるを得ないが、それでも、いや案外そのおかげとも言えるかもしれないが、日本の歴史教育、特に世界史という分野における偏見には、違和感を持ってきた。というのも、実は学校教育を終えて、様々な本に触れるようになってからの、後付けの印象ではあるが。その偏りとは、もちろん第一に、→(2)

  • kayaki さん

    テーマは「人類の興亡」よりも「新たな世界史像」を重点に置いた構成。人口から見る世界史、海の世界史、宗教の世界史、といった具合で、多角的視点から世界史を構成し直そうと試みられている。日本の世界史でとくに改善すべきは、アフリカに関する記述があまりに少ないことであろう。また、アフリカは貧困・紛争・疫病などがあるという「アフリカ・スキーマ」〔本書263頁〕が、それ以上の理解を阻んでいるそうだ。南アフリカやケニアの大都市は、跳躍的なまでに経済成長を遂げたことを知らないままでいる。多様な世界史像を、もっと見なくては。

  • KN69 さん

    講談社学術文庫といえども、すごく読みやすい。ジャレド・ダイヤモンドの著作なんかにも通じるのだけど、歴史には地政学的な理由があるのですね。特に、5章アフリカが興味深い。近代のヨーロッパ中心の視座があたかも歴史とみなされてしまっていたとは。

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人物・団体紹介

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福井憲彦

学習院大学名誉教授。公益財団法人日仏会館名誉理事長。1946年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専門は、フランスを中心とした西洋近現代史。2018年、フランスより国家功労勲章シュヴァリエに叙された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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