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ISBN 10 : 4771037825
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イスラーム勢力とキリスト教勢力が拮抗する12世紀の地中海。迫害の只中にあったユダヤ人社会に現れた知の巨人・マイモニデスは、神を知ることを人間のより良い生き方に繋げ、共同体全体の向上を希求した。トマス・アクィナスなどの中世の思想家に、宗教の枠を超えて大きな影響を与えたマイモニデスの思想と生き方を描き出す。
目次 : 序論 マイモニデス『迷える者の手引き』をどう読むか(研究の方法とマイモニデスの著作の位置づけ/ マイモニデスの読解法―『迷える者の手引き』2:30における「創造の業」理解の要件)/ 第1部 神の本質と属性(マイモニデスの属性論―キリスト教およびカラーム批判の観点より/ 神の働きからみた神の本質と属性―『迷える者の手引き』1:53‐54より)/ 第2部 戒律と人間の自由意志(マイモニデスにおける戒律の道理と目的―『迷える者の手引き』3:27を中心に/ マイモニデスにおける人間の自由意志と神の摂理)/ 第3部 マイモニデスにおける神への道程(マイモニデスにおける神への道程―『迷える者の手引き』3:51より/ 人間の完全性は知解と生き方の何れにあるのか―『迷える者の手引き』3:52‐54より)/ 終章 神の知解と人間の生き方はどう関係するのか
【著者紹介】
神田愛子 : 1989年上智大学文学部新聞学科卒業。2018年同志社大学大学院神学研究科博士後期課程(一神教学際研究コース)満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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