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微妙におかしな日本語 ことばの結びつきの正解・不正解 草思社文庫

神永曉

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794224842
ISBN 10 : 4794224842
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
神永曉 ,  

Content Description

「満面の笑顔」「眉をしかめる」「足もとをすくわれる」「息を呑み込む」…これらは従来誤用とされてきた表現だが、本当に間違いと言い切れるだろうか?―『日本国語大辞典』の元編集長で辞書一筋40年の著者が、「語句と語句の結びつき」の使用実態を各種辞書や日本語データベースにあたり徹底調査。辞書編集者として古代から現代までの日本語の変化を見てきた著者だからこそ言える日本語の「正解・不正解」とは。

目次 : 1 ことばの結びつき、正しいのは?―基本編(火蓋を切る/火蓋を切って落とす/ 暗雲が垂れ込める/暗雲が立ち込める ほか)/ 2 微妙に違う日本語、どっちが正解か?(間が持てない/間が持たない/ 押しも押されもせぬ/押しも押されぬ ほか)/ 3 じつは「どっちも正しい」日本語(微に入り細を穿つ/微に入り細にわたる/微に入り細に入り/ 的を射る/的を得る ほか)/ 4 読み方は同じ。正しいのは?(初心に帰る/初心に返る/ 跡を絶つ/後を絶つ ほか)/ 5 漢字は同じ。さて、どう読む?(骨をうずめる/骨をうめる/ 幕があく/幕がひらく ほか)

【著者紹介】
神永曉 : 辞書編集者。元小学館辞書編集部編集長。1956年千葉県生まれ。1980年、小学館の関連会社尚学図書に入社。1993年、小学館に移籍。尚学図書に入社以来、37年間ほぼ辞書編集一筋の人生を送る。2017年2月に小学館を定年で退社。2014年にNPO法人「こども・ことば研究所」を深谷矯助中部大学教授と共同設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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『 微妙におかしな日本語 』自分に関して言...

投稿日:2021/07/10 (土)

『 微妙におかしな日本語 』自分に関して言えば、日本語の表現の仕方を、普段からたくさん間違っているのだろうなぁ、とか思いながら、ここまで書いた内容についても、安心できていない。話していても、書いていても、使い方合っているのだろうかとしっくりきていないのが現状。一度このような本を読んだ方が良いなぁと思い、開いたら、とても面白い内容だった。著者の日本語と向き合う姿勢に感心する。なるべく肯定的な視点をもちながら、許容範囲や使用実態を見つめてゆく真摯さ。さまざまなバリエーションの実例を考察し続ける根気強さ。とても読みごたえのある本である。「ことばとは、そのことばのことを深く知っていれば、寛容になれるのに、よく知らないから、人のことば遣いに対して不寛容になってしまうのではないか、それならば、ことばのことをよく知っている人を、少しでも多くつくれば良い。それが私の願いである。」という著者の本心にふれて、より知り深めてゆこうと改めて思った。

seigo-hk さん | 長崎県 | 不明

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Book Meter Reviews

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  • matfalcon

    「満面の笑顔」「眉をしかめる」「足もとをすくわれる」「息を呑み込む」…これらは従来誤用とされてきた表現だが、本当に間違いと言い切れるだろうか?―『日本国語大辞典』の元編集長で辞書一筋40年の著者が、「語句と語句の結びつき」の使用実態を各種辞書や日本語データベースにあたり徹底調査。辞書編集者として古代から現代までの日本語の変化を見てきた著者だからこそ言える日本語の「正解・不正解」とは。

  • あまみ

    同著者の「悩ましい国語辞典」とかぶる内容。だが、似ている語例を2〜3並列して解説しているので、解りやすい。辞典でなく読み物としていい。各項目の解説最後に結論を述べているが、本来の言い方でないものを「配慮して使うようにしたい」などはっきり間違いだと断定しないものが結構ある。「悩ましい…」にもあったが、間違い語でも多数が使っているとか、文豪が使っていたなどで載せている辞典がある。文豪だって間違うこともあるし、表現として使ったのかもしれない。まして多くが使い始めたから辞典に載せていくのは止めて欲しい。↓へ続く

  • みみ45

    自分も間違った使い方をしていたものもあり、 でも、言葉の起源があるけど、使われ方で、間違いも間違いでなくなのでは? 言葉の使い方に、おなか一杯になる一冊でした

  • 南チョ

    お勉強に。

  • 渓流

    話の小銭入れに入れるいくつかのドックがあった。その一つ、「間髪を入れず」は、「かん はつを入れずということ」間に髪の毛の細さも入らないほど狭いことから直ぐにという意味になったとのこと。因みに、正しくは、「かんはつ」なのだが、このパソコンの変換は「かんぱつ」と入力しないと「間髪」と変換されない。困ったことだ。

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