やっぱり悩ましい国語辞典 辞書編集者を困惑させる日本語の謎!

神永曉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784788718616
ISBN 10 : 4788718618
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
神永曉 ,  
追加情報
:
340p;19

内容詳細

辞書一筋の編集者は困惑している。近頃は、せっかちな江戸っ子が「にっぽん(日本)」を「にほん」と言い換えたとか、「やぶ医者」の語源は地名だとかテレビが放送してしまう。文献例を押さえればすぐに誤りとわかるのに。しかし、日本語の謎は奥深い。「ぐれる」はハマグリを逆に言ったのが語源で「ポシャる」は帽子のシャッポを逆にした言い方が変化した。だが、なぜその意味に変わったのかわかっていないのだ。ことばは時間とともに思いもしない形に変化する。その謎の深淵を覗く辞書編集者の悩みはまだまだ続く!

【著者紹介】
神永曉 : 辞書編集者。元小学館辞典編集部編集長。1956年、千葉県生まれ。80年、小学館の関連会社尚学図書に入社。93年、小学館に移籍。尚学図書に入社以来、37年間ほぼ辞書編集一筋の編集者人生を送る。2017年2月に小学館を定年で退社後も『日本国語大辞典第三版』に向けての編纂事業に参画している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アカツキ さん

    悩ましい国語辞典3作目。日本語エッセイと、気になる言葉を追究するワードウォッチングについて。日本の読み方は"にほん"でも"にっぽん"でもいいらしい。私は"にほん"派だけど、"ひのもと"という読み方も好き。意外だったのが「ほっこり」。心が温まる、ホッとするという意味合いで使っていたけれど、まったく違う意味で使っている地域が私が住んでいるところから大して離れていない場所だったこと。日常生活で「ほっこり」は使うことがないから気づかなかったな。

  • 知降 星人 さん

    「『にっぽん』又は『にほん』という読み方については、いずれも広く通用しており、どちらか一方に統一する必要はない」〜国名が二通りあって、しかもそのどちらでもよいなんて、そのような国は他にあるのだろうか。だがそんな決定は、日本にふさわしいような気がする。

  • aoto さん

    シリーズ本。今回の本を初めて手に取りました。使用されている日本語の意味の由来と、現状と、本来の意味とを丁寧に解説してくれる。ソースをはっきり明記している点が何より誤解を生まないと思う。文献を調べ、「お初」を探そうとしている姿が素敵だ。例えば収束と終息。感染症における二つの単語の使われ方を分析し、意味を測る。また、夏目漱石の道草や文学論を手に取り、どういう使われ方をしていたか分析する。辞典とも、コラムとも、研究書とも思える読み方ができる。

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神永曉

国語辞典編集者。1956年千葉県生まれ。元小学館辞典編集部編集長。小学館に入社後、37年間辞書編集に携わる。「NPO法人こども・ことば研究所」副理事長として活躍し、「辞書引き学習」の講習会や子ども向けワークショップなどを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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