トカイナカに生きる 文春新書

神山典士

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166613687
ISBN 10 : 4166613685
フォーマット
出版社
発行年月
2022年06月
日本
追加情報
:
232p;18

内容詳細

都心から郊外に向かって人の流れが「逆流」し始めている。東京都からの転出者数が増える一方で、移住や二拠点生活の希望地に首都圏とその隣接県があがるようになった。コロナ後の時代では、「下り列車」に揺られて幸せな未来をつくる生活様式こそが新しい生き方だ。

目次 : 第1章 トカイナカで生き方、働き方を変える―神奈川県鎌倉市、長野県軽井沢町/ 第2章 トカイナカでローカルプレイヤーになる―千葉県富津市金谷/ 第3章 トカイナカで起業する―埼玉県ときがわ町/ 第4章 トカイナカで古民家暮らしをする―千葉県匝瑳市、埼玉県ときがわ町/ 第5章 トカイナカでよそ者力を発揮する―千葉県いすみ市/ 第6章 トカイナカを六次化する農業―埼玉県小川町・ときがわ町一帯/ 終章 この国の再生は地方から

【著者紹介】
神山典士 : ノンフィクション作家。1960年埼玉県入間市生まれ。埼玉県立川越高校、信州大学人文学部卒。1997年『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)にてデビュー。第3回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。2012年『ピアノはともだち 奇跡のピアニスト 辻井伸行の秘密』(講談社)が青少年読書感想文全国コンクール課題図書選出。2014年「佐村河内守事件」報道により、第45回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)、第21回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞を受賞。著書多数。2020年より埼玉県ときがわ町ソーシャルシェアハウス「トカイナカ」にて二拠点生活開始。トカイナカジャーナル責任編集者。埼玉トカイナカ構想代表。北斎サミットジャパン委員会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Nobuko Hashimoto さん

    新聞の書評で見て。都心から1〜1.5時間くらいの「トカイナカ」(都会に通える程度の田舎)で、新しいビジネスや生き方を切り開いている事例を紹介。ひとの3倍くらい働いているなあ、バイタリティあるなあと感嘆しながら各事例を読んだが、関東の例ばかりなので、私には各地域のトカイナカ度がピンとこず。ところでコロナはリモートワークを一気に認知させたけど、揺り戻しも起こっているように見える。リモートでできることはリモートでいいやん、うまく混ぜればいいいやん、という合理性が定着すればいいと思うが、どうなるかなあ。

  • おせきはん さん

    都心から1〜1.5時間、都会と田舎のよさを生かせるトカイナカでの生活の魅力を事例に基づき解説しています。コロナ禍でテレワーク中心の生活になっており、子どもの通学を気にしなくてよくなる数年後には自分もトカイナカ生活をしたいと思っていますが、住む場所を自分だけで決められないのは、仕方ないものの悩ましいですね。

  • 雲をみるひと さん

    コロナによる働き方の変化などを背景に、最近増えているという都市の郊外や周辺部での生活を紹介する内容。インタビューや実例が多く述べられている。書かれている内容がどの程度万人に当てはまるか少し疑問がある。全体的に客観性にはやや欠ける印象はあるが、最近の生活スタイルのトレンドを知る上では参考になると思う。

  • templecity さん

    コロナ禍でリモートワークが進んで、都心から離れた郊外に住む人が増えた。週一の出社でも毎日満員電車に乗ることを考えると自由な働き方を選択できる。地域とのコミュニティに触れられる。日本は空家問題が深刻である。2割近い家が空家と言われる。自治体もトカイナカに住む人への支援策も広めているので、働き方の選択肢が増えていくと思われる。

  • ゆうすけ さん

    エピソードが若干バラバラな感はありますが、地域で暮らす人たちの息遣いをリアルに描いている。もちろん上手くことばかりでないと思いますが、それでも生き方、暮らし方を見なすことにはなります。そして都内の生活を強烈に問い直す。「東京に住んでいる人って、これまで「好きと嫌いのスイッチ」を「オフ」にしていた」との記載にもドキッとさせられました。もっとこの部分を突き詰めても面白かったかも。

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神山典士

ノンフィクション作家、1960年、埼玉県生まれ、信州大学人文学部卒業。96年「ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝」にてデビュー。第三回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。2012年「ピアノはともだち 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密」が青少年読書感想文コンクール課題図書に選定される。14年「佐村

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