大人のための言い換え力 NHK出版新書

石黒圭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140885383
ISBN 10 : 4140885386
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
追加情報
:
250p;18

内容詳細

「メールで同じ言葉が続く」「仕事のやり取りで言いたいことが伝わらない」「謝罪文で相手を怒らせてしまう」など大人の日本語の悩みは、「言い換え力」で解決!メール・日常会話からビジネス文書まで、すぐ使える実践的なアイデアを多数紹介するとともに、一生モノの「言い換え」の技術・発想を身につける10の方法を伝授する。

目次 : 第1章 知的に言い換える―「話し言葉→書き言葉」/ 第2章 わかりやすく言い換える―「難しい言葉→易しい言葉」/ 第3章 正確に言い換える―「一般語→専門語」/ 第4章 やわらかく言い換える―「下位語→上位語」/ 第5章 ダイレクトに言い換える―「間接表現→直接表現」/ 第6章 イメージ豊かに言い換える―「直接表現→感化表現」/ 第7章 素直に言い換える―「婉曲的な表現→率直な表現」/ 第8章 穏やかに言い換える―「不快な表現→丁寧な表現」/ 第9章 シンプルに言い換える―「冗長な表現→簡潔な表現」/ 第10章 言葉を尽くして言い換える―「物足りない表現→十全な表現」

【著者紹介】
石黒圭 : 1969年、大阪府生まれ。神奈川県出身。国立国語研究所日本語教育研究領域代表・教授、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論、談話分析。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hk さん

    これは何度も読み返したい本だ。書き言葉のチョイスはどこまでいっても難しい。 …格調高く知的な語彙を使えば角が立ち、話し言葉を多用すれば稚拙になり、専門用語を用いれば一般の人々を置いてけぼりにしてしまい、言葉を尽くして説明すれば冗長になり、単純に書けば舌足らずになり、婉曲的なレトリックを駆使すれば要点が伝わらない… といった塩梅で「正確さ」「解りやすさ」「美しさ」は鼎立しないのだ。しかしTPOに応じて適切な文体というものがある。本書は状況に応じた「言い換え力」「文体選択力」を養うのにうってつけの一冊だ。

  • 山猫 さん

    私がこの本に求めていたのは「言い換え」、「話す技術」だったのに、「書く技術」の本だった。それだけで、読む意欲が失せた。石黒さん、タイトルからして書き直しが必要ではありませんかね?

  • hk さん

    「感情名詞」という知見を今回の読書で得た。「あの人は…」「あの頃は…」といったぐあいに、感傷をつよく伴う名詞を「感情名詞」という。感情名詞は書き手から読み手に具体的な状態は伝わらない。一方で書き手が「あの人」や「あの頃」に強い愛着をもっていることだけはヒシヒシと伝わる。だから「書き手の感情が読み手に心底から伝わる名詞」という意味あいがあり、これを略して「感情名詞」というのだ。さしずめ「遠い目をした名詞」といったところだろう。これからは感情名詞をバシバシ用いて、ナイス獲得率を回復させよう。あの頃のように……

  • スリーピージーン さん

    いちいちカチンとくる。遠まわしな自慢が多くてうんざりする。誤解されてもしょうがないよという言い回しをする。私の職場のこんな人々に読ませたい。ものの言い方を知らない人はやはり仕事も雑、というのは私の元からの見解だが、この本のように論理立てて説明することはできないものだ。後半は社会人としての文章のマナーにも言及し、心のこもっていないコピペ文章にも改善点を見出している。とても役に立つ本だが、さっと口から出てくるか、適宜に文章を使いこなせるか。これは場数を踏まないと無理だろう。だから「大人のための」なんだろうな。

  • Nobu A さん

    石黒圭先生の著書は半分以上は読了し、被る部分が結構あるような(うろ覚えなので)気がするが、本著は構成面で画期的。ある意味、各機能に目新しさはないが統合性に優れたiPhoneを彷彿。「言い換え力」をテーマに例えば「知的な表現」と「やわらない表現」の対で10章構成。多様な現実社会で相手、場所、目的等に合わせて言葉選びが必要。知的の対極のやわらかい(ある意味、稚拙)の線上で適切な選択をするには幅広い表現力、所謂、言い換え力を養成するのが前提条件。使い慣れた表現で済ますことが多いが、立ち止まって考える必要あり。

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石黒圭

国立国語研究所教授・共同利用推進センター長、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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