憎悪のパレード池袋ウエストゲートパーク 11

石田衣良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163900896
ISBN 10 : 4163900896
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
追加情報
:
263p;20

内容詳細

池袋は進化する。あの男たちにまた会える


脱法ドラッグ、仮想通貨、ヘイトスピーチ。起こるトラブルは変わってもマコトたちは変わらない。シリーズ第11弾、三年半ぶりに登場。


第10弾『PRIDE』で第1シーズンを終えた「池袋ウエストゲートパーク」シリーズが、3年半ぶりに再稼働。池袋の果物屋兼トラブルシューター、マコトが戻ってきます。


今作でも脱法ドラッグ、パチンコ依存、仮想通貨、情報商材などまさに今、火を噴いている問題を取り上げていますが、なかでもヘイトスピーチを扱った表題作から伝わる憎悪の空気は圧巻。進化するトラブルから池袋を守るために、マコトとGボーイズはどうたたかうのか――。


シリーズお馴染みのキャラクターたちも総登場。贅沢な1冊です。


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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    アラサーになってマコトとタカシが物語の世界に帰ってきた。相変わらずの軽やかな語り口。ただ、どの話もマコトの前口上が長く、これじゃストリートキッズから〈オヤジ〉扱いされる日も近いのでは……。だけどそれを過ぎれば脱法ドラッグ、パチンコ、ノマド、ヘイトスピーチと最近のトピックを題材に適度に熱く、適度にクールな物語が展開する。軽快で安定感のあるストーリーテリング。収録された4篇の中でベストは表題作。チャイナタウンで繰り返される反中デモ。その背後にはチャイナマフィアと暴力団の影が。相手を貶めるためだけの言葉は醜い。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    祝!IWGPシリーズ復活。相変わらず石田さんは<今>を切り取って描くのが巧い。表題作はヘイトスピーチを題材に、マコト・キング・サル・妹クー・妹誕生に関わったリンまで登場。ヘイトスピーチに関しては理由が長くなるので割愛し、私は嫌いとだけ。第一話の「北口スモークタワー」は合法ドラッグ(現・危険ドラッグ)題材にした物語だが、表題作含め誰しも自分の住む街・地域の自由と平穏を願う気持ちは一緒だろう。マコトもキング・タカシも日本が、の視点ではなく、あくまで身の丈に合った自分の住む街・池袋のために動く。タカシの→

  • タックン さん

    久々のIWGPシリーズで相変わらず読みやすくて安定の面白さだった。新聞とかニュースではわかりにくい時事ネタを小説を通して詳しく解説してくれてためになる。今回は脱法ドラッグとかノマドワーカーとかヘイトスピーチの話でほんと旬だった。でもヘイトスピーチを暑かった表題作の(憎悪のパレード)の構図がわかりにくかったかな。でも石田さんは短文で無駄なく言いたいことが書けるので素晴らしいな。マコトもタカシもちょっと大人になりすぎたかな。シリーズ再読したいな。

  • Satomi さん

    シリーズ第11弾!!大好きなマコトが帰ってきた♪前作で完結したと思い込みノーマーク…書店で平積みされている所、思わず絵にかいたような二度見!!笑。即入手。池袋という個性的な街を愛してやまない若者たちの無茶っプリが魅力だと思うのだか…マコトも20代後半…無茶も限界があるのかな…。少し物足らないような…さみしさが残る。サザエさんのようにマコトの年齢もここでストップ。ずっーと20代後半ってのもアリなのではないかと思ってしまう。反則技…ですかね…笑。

  • mmts(マミタス) さん

    一体、マコトは何歳なのかしら。二十代後半っぽいけど、それは自称みたいだし。まさかの三十代前半かしら。うーん、曖昧にするところがマコトらしいけど。しかし、正直なところ、そろそろ池袋ウエストゲートパークはネタ切れしないのかねぇ。石田衣良さん、五十五才だったような。マコトやタカシを中心に、どんな風に若者を描けるのかな。話自体は面白かった。やっぱり元々、真面目な人ほど、こんな風にギャンブルに依存するかねぇ。ただし、薬物はありきたりだし、いっそのことヘイトスピーチを更に具体化する方が良かったような。無理難題かな。

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人物・団体紹介

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石田衣良

1960年東京都生まれ。97年『池袋ウエストゲートパーク』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN』で直木賞、13年『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞

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