インフラメンテナンス大変革 老朽化の危機を救う建設DX

石田哲也 (教授)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784296207848
ISBN 10 : 4296207849
フォーマット
出版社
発行年月
2025年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
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内容詳細

 近年、インフラの老朽化危機が社会問題となっています。人手や財源の不足で老朽化した全ての施設を更新・補修するのは難しく、不具合が生じてから修繕する「事後保全」に陥るインフラが増えきました。点検、診断、措置、記録に至るメンテナンスサイクルを適切に回し、予防保全型の維持管理に転換することが求められています。2025年1月に埼玉県八潮市で起こった道路陥没は下水道管の老朽化が要因の一つと推測されており、忍び寄る「インフラ危機」への対応は待ったなしといえます。

 そんななか、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム第3期では、新技術を実務に活用する状態を指す社会実装を進めています。特徴は、生産性100倍などの目標に向けて、維持管理サイクルの「超高速化」に向けて様々な新技術を投入する点。それから、大手企業やスタートアップ、高速道路会社、小規模自治体など、多様な主体が参画し、100者以上の機関の協力を得て各地の実際のインフラで新技術の実証を進めている点も珍しいといえます。

 本書籍では、SIPのプロジェクトを取り仕切る東京大学の石田先生と日本大学の岩城先生の協力の下、こうした最新のインフラメンテナンス事例を紹介しています。実務に携わるインフラ管理者や補修・補強の設計に関わる建設コンサルタント会社、それから工事に携わる建設会社はもちろんのこと、老朽化問題に関心を寄せる一般のビジネスパーソンにぜひ読んでいただきたいです。

【著者紹介】
石田哲也 : 東京大学大学院工学系研究科教授。1971年生まれ。1999年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、2002年講師、2003年助(准)教授を経て、2013年より現職。博士(工学)。2023年より内閣府大臣官房政策参与を兼務

岩城一郎 : 日本大学工学部工学研究所長/土木工学科教授。1963年生まれ。1988年東北大学大学院工学研究科修士課程修了後、首都高速道路公団に入社。1996年東北大学、2005年日本大学を経て現在に至る。博士(工学)。土木学会構造工学委員会委員長、同土木学会誌編集委員長などを務める。専門はインフラメンテナンス工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Go Extreme さん

    インフラの老朽化危機 安全・安心な社会実現 戦略的投資としてのメンテナンス 誰一人取り残さない社会 箱庭とハイサイクルという方法論 実証フィールドでの技術検証 デジタルツインによる性能予測 ニーズ理解の壁 5大ニーズの厳選 床版コンセッション契約 レーザー打音検査技術 高出力X線内部透視 3Dプリンティング技術 四次元透視技術 橋梁群マネジメントPPP 住民とともにインフラ維持管理 関係人口という新概念 ダーウィンの海に例えられる業界 情熱を持つ若手の役割 業界の魅力向上と働き方変革

  • ゼロ投資大学 さん

    多くが高度経済成長期に整備された日本中のインフラは老朽化に伴い、数多くの問題に直面している。インフラを改修するコストが上昇し、人材も不足している。問題に対処するためには、データを活用して各インフラの状態を把握し、新設・改修するインフラを見極めなければいけない。

  • takao さん

    ふむ

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