京極為兼 コレクション日本歌人選

石澤一志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784305706539
ISBN 10 : 4305706539
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
120p;19

内容詳細

物の本質を捉え、新しいことばで表現した「京極派」の清心な歌は、現代にも通じる魅力を放つ。

目次 : 忘れずよ霞の間より/ 山桜はや咲きにけり/ 秋来ぬと思ひもあえぬ/ 澄みのぼる月のあたりは/ 山風にただよふ雲の/ いかさまに身をつくしてか/ 鳥の音ものどけき山の/ 梅の花紅にほふ/ 思ひそめき四つの時には/ 思ひやるなべての花の〔ほか〕

【著者紹介】
石澤一志 : 1968年神奈川県生。鶴見大学大学院単位取得修了。博士(文学)。現在、目白大学社会学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヴェネツィア さん

    京極為兼は、波瀾に富んだ人生を歩んだようだ。西園寺家の家僕のような地位から身を起こし、権大納言にまで昇進したが、二度までも配流の身となり、二度目はとうとう帰洛がかなわなかった。一方、歌の世界では御子左家の傍流であったがゆえに、大胆な新風を拓き『玉葉和歌集』を単独で撰するなど、京極派を確立した。勅撰集では、『玉葉』、『風雅』歌人ということになる。あえて代表歌を選ぶとすれば「鳥の音ものどけき山の朝あけに霞の色は春めきにけり」(玉葉)「沈み果つる入日の際にあらはれぬ霞める山のなほ奥の峰」(風雅)だろうか。

  • しゅてふぁん さん

    京極派の祖、京極為兼。嫡流ではないにしても、さすがは定家の子孫、貫禄がある。京極派の特徴はたくさんあるが、特に初句の字余りが好きだ。潔く言い切るのは読んでいて気持ちが良い。この本には京極派独自の表現を持った‘特異句’の歌が多かったけれど、もともと兼家の歌には多いのか、それとも敢えてそういう歌を採ったのか…京極派、読めば読むほど興味が湧いてくる。でも恋歌に関しては、薄ぼんやりとした、幾通りにも解釈できる王朝和歌の方が好き(*´▽`*)

  • ちょむちょむ さん

    「月残る寝覚めの空の時鳥さらに起き出でて名残をぞ聞く」p24」 「ひとしきり吹き乱しつる風はやみて誘わぬ花も長閑にぞ散る」p80 がオススメ

  • サチ さん

    図書館で借り読み。何度読んだことやら。

  • 黎雪 さん

    図書館本

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品