革命とナショナリズム 1925‐1945 シリーズ中国近現代史 3 岩波新書

石川禎浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004312512
ISBN 10 : 4004312515
フォーマット
出版社
発行年月
2010年10月
日本
追加情報
:
18cm,240,12p

内容詳細

協力と対立を繰り広げつつも、日本の侵略に立ち向かい、中国を変えていった国民党と共産党。この2政党を主人公として、革命とナショナリズムに彩られたイデオロギーの時代を描き出す。

【著者紹介】
石川禎浩 : 1963年山形県生まれ。1990年京都大学大学院文学研究科史学科修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手、神戸大学文学部助教授を経て、京都大学人文科学研究所准教授。専攻は中国近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    この第3巻では1925年から1945年までの日中戦争を中国側の歴史資料から分析しています。ですので国民党や共産党の動向やどの人物がどのような考え方を持って日本に対してどのような対応を取ったのかがわかります。日本の学者が書いているので割り引く部分もあると思いますが、中国人が書くよりは読みやすさがあります。

  • 崩紫サロメ さん

    中国において「革命史観」が後退する中、新史料の発見などもあって書き直された通史。もう10年以上経つが。孫文の「遺嘱」を継ぎ、協力と対立を繰り返す国民党と共産党。国共合作により複雑に絡まり合い単純に敵味方に分けがたい両者を主人公とする。中国のナショナリズムは日本に対抗する中でくっきりとした輪郭を持ち続ける。「おわりに」では日本の降伏の過程であらわになったねじれについて論じられており、考えさせられる。今年刊行された『中国共産党、その百年』と併せて再読したい。

  • かんがく さん

    辛亥革命から日中戦争に至るゴチャゴチャした中国史をやっと本格的に勉強した。軍閥、国民党、共産党の割拠、そして国民党内部の対立、更にソ連や米英との関係性など、混乱に次ぐ混乱で、一つの国家としての形を成していない。本書ではどれか一つの勢力によることなくバランス良い記述がされていて理解が進んだ。

  • skunk_c さん

    山東出兵から満州事変を経て日中戦争へと続く、まさに日本と中国の関係で言うと最も不幸な時代を、同時に中国の国内問題であった国民党と共産党の関係を軸に記述している。とてもバランスが良く、時代の流れを理解しやすい良書だと思う。国民・共産両党に関わるソ連の存在、国民党とアメリカの実は微妙な関係など、伏線に当たる部分もしっかり書かれており、また、あとがきに蒋介石日記原本の公開と、それによって従来の史料に加筆があったことなど、史料吟味もされている。遠藤誉の毛沢東本を読む場合、是非併読すべきであろう。

  • coolflat さん

    孫文の死〜北伐〜上海クーデター〜張作霖爆殺事件〜満州事変〜長征〜西安事件〜日中戦争〜第二次国共合作〜終戦までの中国の歴史。気になった点については、蒋介石は日中戦争において持久戦に持ち込む事によって列強の対日干渉を引き出し、最終的には日中戦争に起因する世界戦争に持ち込む事によって日本を敗北させる構図を描いていた事。盧溝橋事件における支那進駐軍の起源は北京議定書にあり。国際連盟は満州共同管理を示し、日本に対しかなり宥和的だった事。にしても張学良の果たした役割は大きい。張作霖を爆殺しなければ国共合作はなかった。

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人物・団体紹介

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石川禎浩

1963年生まれ。京都大学大学院文学研究科史学科修士課程修了後、京都大学人文科学研究所助手、神戸大学文学部助教授を経て、京都大学人文科学研究所教授。京都大学博士(文学)。中国近現代史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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