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赤い星は如何にして昇ったか 知られざる毛沢東の初期イメージ 京大人文研東方学叢書

石川禎浩

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784653043720
ISBN 10 : 4653043728
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

京都学派の伝統がひらく深淵な東洋学の世界!

目次 : 第1章 知られざる革命家/ 第2章 マオの肖像―イメージの世界/ 第3章 国際共産主義運動への姿なき登場/ 第4章 太っちょ写真の謎/ 第5章 スノー「赤い中国」へ入る/ 第6章 「赤い星」いよいよ昇る―名著の誕生とその後

【著者紹介】
石川禎浩 : 1963年山形県生まれ。京都大学大学院文学研究科史学科修士課程修了後、京都大学人文科学研究所助手、神戸大学文学部助教授を経て、京都大学人文科学研究所教授。京都大学博士(文学)、専攻は中国近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さとうしん

    前半は『中国の赤い星』以前の毛沢東の写真等図像イメージと情報イメージの変遷について、後半は『中国の赤い星』の成立事情と同書がどう読まれてきたかについて述べる。「天の時、地の利、人の和」を得て成立したという『中国の赤い星』の画期性を示すとともに、戦前・戦中の日本の「支那通」と呼ばれる人々の限界をも示す。ユン・チアンの『マオ』についてはかなり否定的な評価を下しているが、当時の日本の「支那通」のあり方とともに、反中を前提にした中国論の限界を示しているように思う。

  • Fumitaka

    戦前の日本で紹介された怪しげな「毛沢東」の写真から有名な『中国の赤い星』まで、「毛沢東像」の変遷を辿る著作。朱徳の肖像写真の変遷を追うくだりは大変に興味深い。正当な考古学の手法である。戦前の日本の官庁に認められ、確実に『赤い星』も読んでいたはずの中国通のアナリストが、いかにも怪しげな恰幅のいい謎の人物の写真を中国共産党の指導者として採択「せねばならなかった」前後は、まあ情報統制というものの弊害を如実に表す好例ではないだろうか。それにしても誰なんだろうあの健康そうな人は。

  • 非実在の構想

    毛沢東の伝記『中国の赤い星』の成立前の毛沢東のイメージ、成立の過程、その後の受容を追う。成立前の毛沢東の写真や伝記がコピペされていく過程を辿るのが非常に熱い。

  • nene

    4ヶ月遅れの登録。ところどころ吹き出しながら読んだ。

  • ヨシツネ

    時代のなんだろう、インスピレーションはこう

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