「ホロコーストの記憶」を歩く 過去をみつめ未来へ向かう旅ガイド

石岡史子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864121095
ISBN 10 : 4864121095
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
95p;21

内容詳細

ヨーロッパでは、戦後70年の月日を経て、ますます多くのホロコーストの記念碑が、今を生きる人の手によって、つくられています。人びとの暮らしのすぐとなりに。失われたひとつの命を記憶するもの。虐殺にいたるまでの日常の出来事を伝えるもの。現代アートと見間違うようなものまで。

目次 : 1 アートで記憶する街ベルリンをめぐる(ベルリン市街掲載記念碑地図/ 記憶の現場 ほか)/ 2 アンネ・フランクの足跡をたずねる(アンネ・フランクのたどった道&アムステルダム市街図/ メリウェデ広場 ほか)/ 3 海を越えて日本にたどりついた記憶にであう(オットー・フランク愛用のタイプライター/ 平和のシンボル「アンネのバラ」 ほか)/ 4 私たちは今、「ホロコーストの記憶」から何を学ぶのか?/ 資料 Learning about & from the Holocaust

【著者紹介】
石岡史子 : 1970年東京都生まれ。NPO法人ホロコースト教育資料センター(Kokoro)代表。命を尊ぶ、寛容な心を育むことを目的とした教育プログラム「ハンナのかばん」「アンネ・フランク」「杉原千畝」等を制作し、年間100の学校や自治体で授業を行う。カナダ・ヨーク大学より名誉博士号、米国・ワシントン大学より特別功労賞を授与。愛知教育大学非常勤講師

岡裕人 : 1962年兵庫県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。89年渡独し、コンスタンツ大学大学院歴史学科で博士号取得。ベルリンの壁崩壊を見聞し、以後変革するドイツで歴史研究と教育に携わってきた。現在フランクフルト日本人国際学校事務局長、在フランクフルト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 柔 さん

    ユダヤ人という理由だけで600万人。そのうち子どもが150万が虐殺されたというホロコースト。その関連施設を辿る。比較的2000年以降の新しいものが多かった印象。「ユダヤ人はペットを飼ってはいけない」「ユダヤ人は20時以降は外出してはいけない」などの当時の差別をそのまま標識で残すとはドイツの風化への本気さを感じた。ホロコーストを学ぶのではなく、ホロコーストから学ぶ。2度と起こらぬよう独裁を許さない、国民が批判精神持った民主主義が育つ教育を目指すという。アウシュヴィッツは一度は自分の目で見る必要がある。

  • ruki5894 さん

    旅ガイドとして軽く手に取ったが、内容が濃く、文書も簡潔で読みやすくまとめられている。歴史として学ぶという意識をしなくても、アートとして街や生活の中に溶け込んでいる写真から、多くの事を感じる。とてもいい本だと思います。

  • ののまる さん

    「つまづき石」プロジェクトはすごくいい。そして、街中にある日常のシンボル絵(時計、ヴァイオリン、石蹴り、猫、パン…など)の裏にナチ政権が制定した「反ユダヤ人法」が記されているプロジェクトも素晴らしい。日常の差別から始まったことを市民に問いかけ、記憶を繋げていく。しかも加害の記憶の保存と継承が、行政ではなく市民から要望されることにドイツの戦後教育の力を感じる。日本は原爆など被害の歴史は重視するけど、加害の歴史は忘れ葬っているのでは。

  • Nobuko Hashimoto さん

    ベルリン、アムステルダム、日本でホロコーストの記憶を残そうとする施設や取り組みについてまとめている。厚めのA5ノートくらいのコンパクトな本だが内容は濃い。地図、写真が豊富で、説明もわかりやすい。この本を持って各地をまわりたい。おすすめブックガイド、おすすめ映画リスト、HPリスト、ワークショップの案内も。児童生徒から一般まで勉強になる一冊。おすすめ。

  • epitaph3 さん

    ある書店ではなぜか社会科教育の棚に置かれていた。しかし、それだからこそ出会えた本。アウシュビッツに詳しいと思いきや、ベルリンの「アートで記憶するホロコースト」や福山のホロコースト記念館、アンネ・フランクのバラ、杉原千畝記念館など、知らないことが多かった。多民族が同じ国で過ごす。これが少ない日本にとって、ある民族をヘイトすることが、どういう結果になっていったか、学んでおくべきことである。

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