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ISBN 10 : 4861633001
Content Description
『楚辞』の隠された魅力を引き出し、その価値を再認識する―諸作品と屈原との多層的かつ複雑な関係をとらえ直し、「信屈」「疑屈」といった立場にとどまらない、より広い視野からの『楚辞』理解を目指す。
目次 : 第1部 楚辞「離騒」の天界遊行とその解釈をめぐって(「離騒」の天界遊行はどのように解釈されてきたか/ シャーマニズム論から見た「離騒」の天界遊行解釈/ 楚辞「離騒」の天界遊行に見える「上下」について/ 楚辞「離騒」に見える「求索」について―君臣遇合例を中心に/ 楚辞「離騒」の「求女」をめぐる一考察 ほか)/ 第2部 悲劇の忠臣―屈原像の形成(王逸『楚辞章句』以前の屈原評価/ 楚辞「卜居」における劉〓尹の台詞をめぐって/ 笑う教示者―楚辞「漁父」の解釈をめぐって/ 「無病の呻吟」―楚辞「七諫」以下の五作品について/ 孔子と屈原)
【著者紹介】
矢田尚子 : 1967年愛知県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期三年の課程修了。博士(文学)。東北大学大学院文学研究科助教、盛岡大学文学部准教授、新潟大学人文社会・教育科学系(人文学部)教授を経て、東北大学大学院文学研究科准教授。専門は中国古典文学(先秦両漢文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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