カウントダウン 宝島社文庫

真梨幸子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784299004987
ISBN 10 : 4299004981
フォーマット
出版社
発行年月
2020年06月
日本
追加情報
:
339p;16

内容詳細

半年後までに、邪魔なものはみんな“片付ける”――。海老名亜希子は「お掃除コンシェルジュ」として活躍する人気エッセイスト、五十歳・独身。歩道橋から落ちて救急車で運ばれ、その時の検査がきっかけで癌が見つかった。余命は半年。潔く“死”を受け入れた亜希子は、“有終の美”を飾るべく、梅屋百貨店の外商・薬王寺涼子とともに“終活”に勤しむ。元夫から譲られた三鷹のマンションの処分。元夫と結婚した妹との決着。そして、過去から突きつけられる数々の課題。亜希子は邪魔なものを“片付けて”終活に奮闘するが、マンションのクローゼットに大きな秘密を抱えていた――。イヤミスの女王が放つ二転三転の“終活”ミステリー、待望の文庫化です。


【著者紹介】
真梨幸子 : 1964年、宮崎県生まれ。『孤虫症』(講談社文庫)で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー。ミステリーファンの間で「イヤミスの女王」と称され、絶賛されている。他の著書に第28回山本周五郎賞候補作『人生相談。』(講談社文庫)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • H!deking さん

    いやー、これも面白かった!ざっくり言うと六ヶ月の余命宣告を受けた、人気お掃除コンシェルジュの顛末といったところでしょうか。これが普通の作家さん(失礼)なら、余命宣告されたら自分ならどうするだろう、とか、色々考えさせられる話でありますが、真梨先生に限ってそんな教訓めいたことは一切ございません(笑)相変わらずの嫌とミステリーとコメディの絶妙バランス感で後味の悪い仕上がりになっています(笑)最近の作品の中では相関関係が分かりやすくて良かったかな。

  • 馨 さん

    末期癌で余命半年と宣告された主人公亜希子が、残りの寿命で自身の人生を、人間関係を振り返り…何だかんだとイライラしながら終活をする話。そこまでイヤミスじゃないなと思いながら読み進むと、ラストは急展開と二転三転し、亜希子の過去に接触していた周りの人たちと、現在接触している登場人物が繋がった時になるほどよく出来ているなあと感心しました。

  • ふじさん さん

    「お掃除コンシュルジュ」として活躍する人気エッセイストの海老名亜希子は、怪我して運ばれた病院の検査がきっかけで癌が見つかり余命、半年を告げられる。延命治療を受けない決意をした亜希子は、有秋の美を飾るべく終活に勤しむが。夫を略奪した妹や昔の同僚等の女との確執、汚れた部屋に関わる醜聞等、次々と難題に直面する。最後は、自分のマンションからの飛び降り自殺?で最後を迎える。死後の分かる思いもよらない真実はまさに驚きだの連続。初めて読む作家だが、本人の末期癌から始まった物語は想像のつかない展開で読者を戸惑わせる。

  • のり さん

    余命半年を宣告されたエッセイストでコメンテーターの「亜希子」。人生の成功者でまだ50歳。しかしエッセイのネタにするのは身内や身近な者が多い。あけすけな物言いからアンチも多くなる。家族間のいざこざも絶えない。流石「真梨」さんの作品だ。心の闇を覗いているような後味の悪さ。出てくる人が全て毒に侵されている。それぞれに思惑があるが負の感情に支配されている。最後まで穏やかではなかった。

  • アッシュ姉 さん

    がんで余命半年を宣告された人気エッセイストの亜希子。負けず嫌いで見栄っ張りな彼女は有終の美を飾るべく終活に勤しむことに。お掃除コンシェルジュの名に恥じない綺麗な最期を迎えようと身辺整理にとりかかる。毒舌で敵も多い亜希子の周りは腹黒の曲者揃い。恨み恨まれ妬み妬まれ、どんどん繋がり予想外の展開へ。人物相関はわかりやすく、テンポもよくぐんぐん読める。コミカルで楽しめながら、ちゃんと真梨ワールド。作中のエッセイもなるほどな解釈とユーモア満載で面白かった。

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真梨幸子

1964年宮崎県生まれ。2005年『孤虫症』で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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