ハゲタカ2 上 講談社文庫

真山仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062776714
ISBN 10 : 4062776715
フォーマット
出版社
発行年月
2013年10月
日本
追加情報
:
416p;15

内容詳細

一年ぶりに帰国した鷲津政彦が標的に定めたのは、繊維業界の老舗「鈴紡」。一方、鈴紡は元銀行員の芝野健夫を招聘し買収防衛を図る。

【著者紹介】
真山仁 : 1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • W-G さん

    企業規模が格段にアップ。狙いをつける会社に元ネタがあり、しかもある程度現実とのリンクもあるので、イメージがしやすい。そこに鷲津が介入すると、どんな結果になっていたのか、という実現しなかった未来の答え合わせをしているような楽しさ。芝野や飯島とも、単純な敵味方の図式ではなく、それぞれの立場や思惑によって、ついたり離れたりの丁々発止のやり合いがあり、そういうクレバーな面を全員が持っていることで、手に汗を握らされる。上巻ラストの卓袱台返しも、こういう場合は本当にそうなりそう…と思わせてしまう著者の筆運びならでは。

  • KAZOO さん

    ハゲタカシリーズの2弾目です。この上巻は誰でも予想がつきそうな会社がターゲットになります。前回出てきた人物たちがまたさまざまな役割を繰り広げています。関西系銀行の役員だった人物が統合銀行の頭取になっていたりと私は、企業や人物のモデル探しが楽しくなっています。前は銀行の裏口座のようなものがあったのですが今度はこの化粧品・繊維会社のパンドラの箱があるようで楽しく読ませてもらっています。

  • 修一郎 さん

    1作目のバルクセール/同族会社の買収合戦も面白かったけども,この2作目,老舗の企業救済買収も面白い! 前作同様,鈴紡のモデルであったアノ会社がどういう経緯をたどっかはよく知られている。フィクションと言いながら,鈴紡/月華/NROの攻防だって実際の事案を当事者側から見せてもらっているようで興奮ものだ。鷲津どうなっちゃう? 芝野どうなる? てワクワクしながら読み進めてます。下巻へ…ドラマも並行して観ているから急がないと…

  • カレイ.シュウ さん

    ハゲタカの続編。前作で銀行買収などを扱って来たが、今作はカネボウ買収をモデルにした企業買収劇。ライブドアのニッポン放送買収騒ぎもちらっと出てきて懐かしさも。相変わらず主人公は仕事も色沙汰もスーパーマンです。さて下巻に続く。

  • taka61 さん

    前作の後、1年間のブランクを経てゴールデンイーグルこと鷲津が復帰。その間にアランが不慮の死を遂げる。不可解な死と鈴紡の買収劇との関係は...。作品の背景には膨大な取材があるんでしょうね。相変わらずのスピード感と一気に読ませる筆力には脱帽です!続いて下巻も読みます。

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真山仁

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な裏側を描いた『ハゲタカ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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