『男と女で』の淫靡な歌詞には、若い２０代前半の時に聴いた私でも、あらぬ想像をしてしまいましたが、彼女の歌声の魅力はこの曲に集約されていた言っても過言ではありません。　そして他の曲を聴けば、彼女の歌の表現力の力を更に感じる事でしょう・・ それにしても「グラスを回すようにウエストひねって・・」とは、若い乙女が歌っていたと思うと、なんとも 凄い曲でした。 　

相曽晴日は聞けば聞くほど素晴らしいアーティストだということがわかる。ソングライティングはいつ聞いても圧巻。ユーミンの「パールピアス」のジャケットでおなじみの安西水丸氏がジャケット画書いている上、内容もトータルアルバムとして愉しむことができる。１曲目の「今晩わ」からラストの「水玉模様」まで捨て曲なしの素晴らしい出来、親しみ易い上退屈ではないメロディーと綺麗なハイトーンヴォイスで独自の世界を展開してくれます。キャロルキングやローラニ−ロが好きな人は絶対に気に入るはず、素晴らしい私小説的な名盤です。

天才シンガーソングライター相曽晴日の本作はアルバムの中でもプレミアがついている上内容も素晴らしい作品なので、再発により身近に聞くことが出来るのはうれしい。ここ数年彼女の作品がたくさん再発やリリースされるのはうれしい限りだ。この「ＩＮＴＥＲＩＧＵＥ」は相曽晴日のなかでも他のアルバムと色合いが違う、デジタルの涙、七分の一のパ・ド・ドゥ などソングライティングの素晴らしさが伺える。まだ彼女の音楽を聴いたことがない人にとってもこのアルバムは金字塔といっても過言でない秀作だと思います。

今、この時期に彼女のCDがﾘﾘｰｽされるとは、いささかﾋﾞｯｸﾘ でも良い曲が沢山あるのでみなさんきいてみてください。 ﾌｧﾝとしては、ついでにCD化されていないｱﾙﾊﾞﾑのCD化も望みたいところです

どれだけ相曽晴日のＣＤ再発を待ったことだろうか。こんなにもストレートで、それでいて退屈せず、音楽っていいなということを教えてくれるアルバム。ヴォーカルの素晴らしさは圧巻！まだ相曽晴日を聞いたことがない人は必聴というくらい素晴らしいアルバム！！