基本情報
内容詳細
ポルシェが積み重ねてきた独自の技術により開発されたミッドシップスポーツカー。1990年代、ボクスターは、ポルシェ911のもう一つのラインプロジェクトとしてスタートし、その開発は世代交代を果たすこととなる水冷エンジン搭載のポルシェ911と同時に行なわれた。そのコンセプトは、水冷の水平対向6気筒エンジンをミッドシップに搭載する2シーターのオープンスポーツカーであった。1996年に発売を開始したボクスターは、発売と同時に世界のスポーツカーファンから多くの支持を得ることに成功した。その後もポルシェの技術陣は、ボクスターの性能向上や技術的進化を続けていき、2005年には、ボクスターと兄弟車となるクーペモデルのケイマンが新しい機種として市場に追加投入されている。そして、オープンスポーツカーのライバル達が次々と市場から消え去ってゆく中、年を重ねるごとに様々な魅力的なモデルが、逐次投入されてきたボクスターとケイマンは、ポルシェブランドの一翼を担うスポーツカーに成長したのである。
目次 : 第1部 ボクスターが誕生するまで(ポルシェの衰退と危機/ トランスアクスル・ポルシェ924 ほか)/ 第2部 ヴェンデリン・ヴィーデキング(ヴィーデキングの改革)/ 第3部 デザインスタディに向けて(デザインに込めたハーム・ラガーイの極意/ ポルシェ550スパイダー ほか)/ 第4部 初代986型ボクスター(初代986型ボクスター/ 986型ボクスターのエンジン ほか)
【著者紹介】
相原俊樹 : 東京・新宿区に生まれる。中央大学法学部法律学科卒業後、外資系企業に約30年在職。在職中から翻訳を始め、1993年のデビュー作『死のレース』に次いで、1996年に『アメリカ車の100年』を刊行。2006年、フルタイムの翻訳家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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