「フラフラ」のすすめ 15歳の寺子屋

益川敏英

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062155861
ISBN 10 : 4062155869
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,93p

内容詳細

新しい時代を生きる人たちには、世の中の変化を読み取る力が必要。自分が本当に好きなものは何なのか、フラフラしながら探すことの楽しさ、大切さについて考える。ノーベル物理学賞受賞者によるフラフラの哲学。

【著者紹介】
益川敏英 : 1940年、愛知県名古屋市中川区生まれ。実家は、家具製造業、砂糖問屋などを営む。名古屋市立向陽高校を経て、1958年、名古屋大理学部に入学。1967年、名古屋大大学院博士課程修了。1973年、京都大理学部助手の小林誠氏とともに、CP対称性の破れとクォークが6つあることを予言した論文を発表し、その後、この理論はつくば市の高エネルギー研究所による実験などで裏付けられた。東京大原子核研究所助教授、京都大基礎物理学研究所教授などを歴任し、2003年、退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yomineko@猫と共に生きる さん

    読み友様からのご紹介本です📚何にでも疑問を持つ事が大切。しつこく掘り下げる!有名店の羊羹だから美味しいというのは権威主義だ!と先生。だからこそ反戦をずっと訴えて来られた。国民が先生ほど権威主義に疑問を持っていたなら日本は良い方向に向かっていただろう。勉強で大切なのは基礎!エジソンは直流交流の知識さえなく、会社を倒産させたが彼には基礎的知識がなかったからと喝破。しかし基礎があれば応用がきく。何をやればいいかフラフラしていい年ごろの15歳に向けたエール。私もまだ間に合うだろうか(笑)

  • へくとぱすかる さん

    人生何をしたいのか、迷ってもいい。だけど「基礎力」は大切。ゼロからの出発で知識が乏しくても、基礎力があればあとから応用が効くのだと。益川先生はそんな自分の経験を語ってくれる。「CP対称性の破れ」のおかげで、世界の今があるというのは、事実なのだが本当の意味での理解は難しそうだ。幼い日の名古屋の空襲で焼け出された体験が、その後の益川先生の根底にあり、国民の幸福を無視する戦争には反対の立場をとってきた。自分の世代が戦争を体験したほぼ最後の世代であることに危機感を感じて、話し合いという人間の理性の大切さを語る。

  • >< さん

    初版2009年。戦争を体験されたことがある、益川先生。「科学は平和のために貢献しなければいけない」の言葉は、本当にその通りだと思う。偶然にも、終戦記念日に近い時期に読むことができ、その言葉がとても印象に残りました。そして、益川先生のフラフラのすすめ。いろんなことに首をつっこみ、自分が本当に楽しい!おもしろい!と思えることに対して、全力を注ぐことのすばらしさ。STUDY精神を忘れずに、明日からもがんばろう。

  • k sato さん

    ノーベル賞物理学賞を受賞した益川氏。小五で本にのめり込み、本音痴から小説小僧へと変貌した!砂糖の卸問屋の長男で、戦後の苦しい生活のなかで育った。益川氏は、学校の先生の話を集中して聞けなかったが、興味のあることには没頭した。次々に興味が移る様子をふらふらと表現しているけれど、我を忘れて情熱を傾けるものに出会うことが大事だと教えている。新しい価値観を身に着ける「学び」は好きでも、誰かに強いられる「勉強」は嫌いという考え方に共感した。ぐらつきのない、筋が通った生き方だ。ぐらぐらはダメだけど、ふらふらはイイ。

  • shiho♪ さん

    電子図書館。益川さんといえば、名古屋市出身、名古屋大学にも在籍し、ノーベル賞の授賞式では英語が苦手だからと日本語でスピーチしたお方。小さい頃から勉強好きだったのかというとそうではなかったというから驚き。 中学時代に数学や物理が好きになり沢山の本を読むようになったのがきっかけ。大学も何を専攻するか迷うほど。「人生の早い時期に将来を決めなくてもいい、フラフラ迷いましょう!」と益川さん。また人生の原点になっているのは自身の戦争体験。科学は平和利用してこそ。

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