夜のリフレーン 角川文庫

皆川博子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041110645
ISBN 10 : 4041110645
フォーマット
出版社
発行年月
2021年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
315p;15

内容詳細

ミステリ、幻想文学、歴史小説と、ジャンルを軽やかに超越し、その物語の舞台は、洋の東西を問わない―。破格のスケールと妖艶かつ幻惑的な物語で、読者を魅了してやまない、物語の女王・皆川博子。秘めた熱情、封印された記憶、日常に忍び寄る虚無感―著者の多彩で奥深い世界が堪能できる24篇を収録。作家デビューした1970年代から現代に至る無数の作品の中から、単行本未収録作のみを精選した短篇集が、満を持しての文庫化!

【著者紹介】
皆川博子 : 1930年旧朝鮮京城生まれ。73年に「アルカディアの夏」で第20回小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ、幻想小説、歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁―旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞(長編部門)を、『恋紅』で第95回直木賞を、『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞を、『死の泉』で第32回吉川英治文学賞を、『開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―』で第12回本格ミステリ大賞を受賞した。2012年には、その功績を認められ、第16回日本ミステリー文学大賞に輝き、15年には文化功労者に選出されるなど、第一線で活躍し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    最近日下三蔵さんが皆川さんの短編集や読書録を編纂してくれたりしているので楽しみが増えました。これも様々な短編があり皆川さんの長篇とはまた異なったおもむきがあります。かなりじんわりと変な感じが読んでいると心にしみこんできます。ただこわいという感じではないのですね。

  • まさ さん

    短編なのにこの深さは何?黄昏からじわじわと近づいてくる闇の世界に掴まれ、そこから耽美なひと時となる。怖くも美しい作品たち。それぞれの味が異なるのは1970年代のデビュー時からつい最近のものまで幅広く選ばれているからか。

  • kaoriction@感想は気まぐれに さん

    溜め息。『薔薇忌』を読んだ時、初めて皆川作品に「酔う」という感覚を覚えたのだが、その時の感覚に近い。妖艶、耽美、かつ幻惑的な皆川博子ワールドをたっぷりと堪能させていただいた。デビューから現在に至る作品の中から 幻想小説系とミステリ系の単行本未収録作の短篇24編を精選した作品集。贅沢極まりない。濃厚、濃密な物語たち。漂う空気感も時代も。表題作「夜のリフレーン」、たった14行で完結の圧倒、圧巻さよ!魅了。他に好みは「夜、囚われて」「陽射し」「紡ぎ唄」「妖童」「七谷屋形」「赤い鞋」「新吉、おまえの」辺り。

  • 冬見 さん

    初めての皆川博子に出会ったときの衝撃は忘れられない。創元推理文庫の『結ぶ』だった。本書はそれと同系統の幻想小説集。耽読した。

  • 橘 さん

    幻想短編小説集。うっとり浸りました。皆川博子さん短編の方が難しい、って仰ってるけど短編も素敵です。ふと隣りにある闇にじわじわと、ある時はストンと引きずり込まれていきます。美しい闇。人と人が交わる時、愛憎は避けて通れないのかも。自分の闇を、見詰め過ぎて囚われないように。。

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人物・団体紹介

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皆川博子

昭和4年(1929年)、京城に生まれる。1972年、少年向け時代小説『海と十字架』でデビュー。1973年、「アルカディアの夏」で第二〇回小説現代新人賞を受賞して本格的に活動を開始。推理小説、幻想小説、時代小説、西洋歴史小説の各ジャンルを横断して多彩な作品を数多く発表している。日本推理作家協会賞、直木

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