ほんもの 白洲次郎のことなど 新潮文庫

白洲正子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101379159
ISBN 10 : 4101379157
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
追加情報
:
273p;16

内容詳細

無秩序、無鉄砲、無制限。疾風のごとく駆け回り「韋駄天夫人」の名をほしいままにした白洲正子が、時に激しく、時に気さくに綴った26編。お能、骨董、名優への思い、自死した女友だちのこと、そして、白洲次郎、小林秀雄、吉田健一ら猛者たちと過ごした日々―。美しく儚い“ほんもの”に満ちた、白洲正子史上もっとも危険な随筆集!没年に行なわれた阿川佐和子との対談も収録。

目次 : おしゃれ/ 雲になった成田三樹夫/ 笠智衆だいすき/ 能の醍醐味/ 鮎だより/ なんとかなるサ/ 韋駄天夫人/ 銀座に生き銀座に死す/ 『ある回想』を読んで/ 小林秀雄の骨董〔ほか〕

【著者紹介】
白洲正子 : 1910‐1998。東京・永田町生れ。薩摩隼人の海軍軍人、樺山資紀伯爵の孫娘。幼時より梅若宗家で能を習う。14歳で米国留学、1928(昭和3)年帰国。翌年、実業家の白洲次郎と結婚。’43年『お能』を処女出版。’64年『能面』で、また’72年には『かくれ里』で、ともに読売文学賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 扉のこちら側 さん

    2016年1055冊め。サブタイトルの『白洲次郎のことなど』の『など』部分が大半で、広い交友関係から様々な著名人の一面が浮かび上がってくる。さすが伯爵家のお嬢さんで大正時代に14歳で米国留学という飛び抜けたお育ちであるからこその、その後の人生だったのだろう。

  • マエダ さん

    青山二郎やら小林秀雄に近い人からみた視点が面白い。書き方もあるが白州次郎に対する愛みたいなものが良い。

  • ホークス さん

    白洲正子(1998年没)の最も危険な随筆集とカバーにある。特に、自殺した女友達を偲んだ文を指すようだ。彼女と深い関係にあった作家たちを実名で出している。糾弾はしていない。著者の意図は、そんな世界があったと文章にする形で、友人を悼むことだろう。白洲正子は文人たちや夫の次郎と関わりながら、飛び跳ねているようにも見える。しかしアイドルではない。独特の厳しい眼力で美と歴史を探究した。友人を悼む作法と同じく、実在したものは静かに認め、世界と対峙した人間の勇気に目を向け、その精神を敬う。「白洲次郎のこと」が素晴らしい

  • 冬見 さん

    26編の随筆集。わたしの好きな随筆もたっぷり収録されていた。再読のきっかけとなって嬉しい。軽やかに、韋駄天のように。時に話しかけるように、時に独り言のように。一編一編が短いから少しずつ読もうと思っていたけど、どの随筆もおもしろくて、勢いづいてしまってそのまま一気に読みきった。はじめて読んだものだと「韋駄天夫人」「今は昔 文士気質」「"韋駄天お正"の結婚」「孔雀」が特に好き。カラッとサッパリしたお人。これは毎度のことだけど、時折なんてことないように登場する人たちが豪華でおどろく。

  • ꪔ̤̥ ꪔ̤̮ ꪔ̤̥ さん

    大久保利通や吉田茂を「おじさん」と慕うような華族の出ながら「深窓の令嬢」とはかけ離れた、好奇心と行動力に満ちたきっぷの良いお嬢様。思春期をアメリカで過ごし、十代で白洲次郎と結婚、戦時中は田舎で畑を耕し、戦後は錚々たる文化人たちと肩を並べて審美眼を競い合う...出て来る話題すべてのスケールが大きくて、下手したら自慢でしかない。そんな話を、サバサバとした文体でお喋りに綴っていく。雲の上のような存在ながら、身近に憧れを抱いてしまうような魅力があります。

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人物・団体紹介

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白洲正子

1910年、東京生まれ。評論家、随筆家。日本の古典・芸能・工芸などの研究家。薩摩藩の海軍大将・樺山資紀、川村純義の孫。幼時より梅若宗家で能を習う。十四歳で米国留学、1928年帰国。翌年、英字新聞記者だった白洲次郎と結婚。43年『お能』を処女出版。河上徹太郎、青山二郎、小林秀雄らを知り、審美眼と骨董、

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