後宮の烏 2 集英社オレンジ文庫

白川紺子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784086802253
ISBN 10 : 4086802252
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
香魚子 ,  
シリーズ
:
追加情報
:
325p;15

内容詳細

シリーズ累計15万部突破!
圧倒的中華幻想譚、衝撃のシリーズ第2巻!

後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、
「烏妃」(うひ)と呼ばれる特別な妃が住んでいる。
漆黒の殿舎のなかでひっそりと暮らし、外に出てくることはめったにない。
彼女は不思議な術を使い、憎い相手の呪殺から招魂、祈祷、失せ物さがしまで、
なんでも引き受けてくれるともっぱらな噂だった。

後宮で生きながら、けして帝のお渡りのない妃。
そして、けして帝の前でひざまずくことのない妃。
――それが烏妃だった。
しかし、それが意味するところを知る者は、ほとんどいない。

当代の烏妃として生きる寿雪は、先代の言いつけに背き、
侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。
烏妃とは、なにも望まず、ひとを遠ざけ、ただひとりでいるものだからだ。

そんな彼女のもとに、今夜も「頼み事」のために訪ねてくる人がいる。
ある少年宦官は、自分と同じ年頃の宦官の幽鬼が現れるという。
入水して死んだ、かつて仕えていた妃の幽鬼を弔ってほしいと老宮女はいう。
古い布作面には男の幽鬼が取り憑いている、という気味の悪い話もある。

そしてある夜、後宮で起きた凄惨な事件は、
寿雪が知る由もなかった驚愕の真実をもたらすことになる、がーー。
烏妃をしばる烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)とは何か? 
烏漣娘娘がおそれる「梟」(ふくろう)とは一体誰なのか?

烏妃の孤独と運命を知ることとなった皇帝・高峻はーー。

【著者紹介】
白川紺子 : 三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 南北 さん

    シリーズ2作目。先代の烏妃の言いつけに背き、侍女だけでなく宦官の護衛など仕える人たちが増えていく寿雪ですが、どう接していいのか、戸惑っています。そんな中、後宮で起きた恐ろしい事件がきっかけで、烏妃と烏漣娘娘が一体であるという理由が明らかになります。代々の烏妃が身近に多くの人を置かなかったのもそのためだったようです。まだ謎の一端が明らかになっただけのようですので、今後の展開も楽しみです。本巻のラストシーンは少しほっとするような内容だったので、読後にいい余韻が残りました。

  • すがはら さん

    何だか優しくゆるゆると進むお話が心地よい。後宮と言っても烏妃が特殊な立場だから政治的な思惑も寵を競う駆け引きも関係なくて、寿雪も高峻も揃ってお人好しな行動をとっていても足をすくわれないから、きっと皇帝の高峻も余計に烏妃の所が居心地よいのでしょう。最後に不穏な話になりましたが、それでもちょっと宵月でさえお人好しぽかったような。今後、お話がどこへ向かうのか楽しみです。

  • 美紀ちゃん さん

    宵月なにもの⁉︎ これ面白い!ハマった。 寿雪と高峻のキュンな感じも好き。(キュンになる手前というか、) 烏妃はひとりという掟を破り、寿雪は九九や温螢、衣斯哈、などを側におき人が増えてきた。そしてどうなるのか?なぜいけないのか?まだ謎が多い。 そして高峻との交流も、だんだん深まりつつある。 人は優しくされると涙が出る。 高峻、泣くほど寿雪のこと想っているんだね。あー3巻が楽しみ。

  • ミュポトワ@猫mode さん

    ちょっと時間がかかったけど読了。この本のジャンルってホラーミステリーかなって思います。これはラストを読む限りだとこのシリーズは続かず、ここで終了だと思うんですが、シリーズで続けても面白いんじゃないかなって思います。この巻はちょっとつめこみ気味で、読んでて疲れましたし、続ける前提でゆとりのある書き方してもらいたかったなぁって思いました。続けようと思えばまだ書ける要素はあるから書いて欲しいなぁ…皇帝との恋愛模様も記になるし、一回撃退しただけで終わりはないでしょ?って思ってしまう。ちょっと終わり方が残念でした…

  • はな さん

    不器用ながらも、お互いを大切に思い合う寿雪と高峻の関係が尊い。まだ友愛ともとれる2人。今回は温螢が大活躍。彼の抱える辛い過去は本当に悲しかった…。きっかけをつくったオヤジに腹がたったけど、その件は寿雪が手を下す前に有能な上司によって報復済みでした。(さすがっ!)夜明宮にはイシハも加わり、先代の烏妃に「烏妃は何も望んではならない」と言われたにも関わらず、周りに少しずつ人が増えてきたことで戸惑う寿雪。1巻を通じて前の話が後に繋がり、すっきり伏線回収されていくのが良い!3巻も楽しみ(^^)

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人物・団体紹介

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白川紺子

三重県出身。同志社大学文学部卒業。2011年に「サカナ日和」で第154回Cobalt短編小説新人賞に入選後、「嘘つきな五月女王」で2012年度ロマン大賞を受賞。同作を改題・改稿した『嘘つきなレディ〜五月祭の求婚〜』で’13年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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