下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ 集英社オレンジ文庫

白川紺子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784086800242
ISBN 10 : 4086800241
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
追加情報
:
286p;16

内容詳細

京都、下鴨。高校年の鹿乃は、ぐうたらな兄と、近くの大学で准教授をしている下宿人の慧と三人暮らし。亡き祖母からアンティーク着物を譲り受け、同時に蔵にある“いわくつき”の着物の管理も引き継いだ。着物が持つ謎と秘密とは…?

【著者紹介】
白川紺子 : 三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • れみ さん

    シリーズ2作目。1作目よりもずいぶん登場人物が増えたなあ。亡き乙女のためのパヴァーヌと表題作が良かった。良かったけど哀しいお話だった。慧の過去やお父さんとの関係などはまだ詳しく書かれていないから、このシリーズまだ続くんだろうなあ。

  • ももたろう さん

    全巻を読んだ時は祖母が鹿乃が悲しみから立ち直るよう仕掛けを用意したのかなぁと思ったのですが…なんだか雰囲気が変わったような…?良鷹と慧は鹿乃のナイトだと思ったけど実は鹿乃に救われてるのね。特に良鷹は両親が亡くなった時ちゃんと悲しみを出せていないのでは?その時に押し込めてしまった気持ちやずっとがんばって来た疲れが出て、今ボーとしちゃってるのかもしれないなぁ。前よりも着物の知識が増えていちいち調べなくても情景が浮かぶようになってきたのがうれしい(^^)魅力的なキャラも増えたし、つづきが楽しみです!

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    昔に想いを馳せ、今は亡きひとを偲んで。誂えたときの喜びも手放したときの悲しみも絵物語のごとく織りあげて、主を喪った着物たちは生き続ける。蝶のおとなう春空を夢見て眠る片栗の花、ミルテの花と五線譜に弾む音符が詠む相聞歌。蜜よりも甘い秘密をいとおしみ。水の鏡を蹴散らして鬼さんこちらと呼ぶ杜若、天蓋の外に焦がれて時間を止めた回転木馬。飲み干そうとした秘密にくるしんで。花も人も儚く散らす時の風は、記憶に埋もれた種をふたたび芽吹かせる春を運んでくる。主の分も生き永らえる着物が守るのは、ふたりしあわせだったときの証。

  • 優愛 さん

    「亡き乙女のためのパヴァーヌ」が一番好きでした。空襲による悲劇は消えない傷跡を残したまま長い長い月日を越えて今も尚多くの人々を苦しめる。"この先あらゆる苦しみと悲しみが、この子の上を素通りしていきますように"こんなにも愛されている。慧さんと繋いだ手をどうか離さないでね。大切な人はいとも簡単にいなくなってしまうと、わかったなら。淡いピンクを基調とした花の咲き誇る装丁は一話読み終える度にそっと触れては愛しくなる。アゲハ蝶、回転木馬、レモンパイ。もっともっと溺れていたい。命の宿る初夏の京都に、欲を言えば永遠に。

  • SJW さん

    シリーズ2作目。相変わらず鹿乃と彗の絶妙なコンビでアンティークにまつわるミステリーの謎を解いていく。今回は、鹿乃の友人の話も含まれて登場人物の巾が広がった。4話目には、なんとぐうたらしている良鷹が大活躍し、嫌々ながらコンビを組んだ仕事仲間の娘 真帆と謎を解いていく。どちらのコンビも恋に発展しそうで、ますます面白くなっていき、次の作品に期待してしまう。息子の嫁さんが今週末息子と遊びに来るが、ここに出てくる中高大の卒業生なので下鴨アンティークを勧めてみよう。

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人物・団体紹介

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白川紺子

三重県出身。同志社大学文学部卒業。2011年に「サカナ日和」で第154回Cobalt短編小説新人賞に入選後、「嘘つきな五月女王」で2012年度ロマン大賞を受賞。同作を改題・改稿した『嘘つきなレディ〜五月祭の求婚〜』で’13年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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