下鴨アンティーク アリスの宝箱 集英社オレンジ文庫

白川紺子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784086801911
ISBN 10 : 4086801914
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
追加情報
:
304p;15

内容詳細

初夏を迎えた京都、下鴨。
糺の森で、若いころ求婚の返事が聞けないまま婚約者を亡くした、
と語る老人に出会った幸。彼が探していたものとは……?「鶯の落し文」

「香水瓶を返してほしい」という着物姿の女性が訪ねてきた日から、
身辺に彼女の幻影を見るようになった春野。彼女の正体は――。「青時雨の客人」

野々宮家に向かう途中、慧が助けた小さな動物とは……?「一陽来復」
良鷹は、顧客である八幡家の玲奈から相談を受ける。
近頃、白無垢の花嫁の幽霊が現れ、その場に山吹の花を残すのだという。
八幡家には玲奈の祖父が持っていたという筥迫(はこせこ)があり、
それに取り憑いている、と玲奈は考えているという。
その筥迫は、“消えた花嫁”が残した物であるらしく……?「山吹の面影」

ほか、全六編収録。
時代を超えて受け継がれる、古い物たち。
そこに宿る想いを見届ける、シリーズ最終巻!!

【著者紹介】
白川紺子 : 三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • SJW さん

    今回は、良鷹の友人が残した幸や良鷹、慧、鹿乃、鹿乃の曾祖母などが主人公となる6つの短編からなるオムニバス。幸の霊感の強さは素晴らしく野々宮家に住むには最適なことが分かり、今後の活躍が期待できそうなので続編を希望。また鹿乃と慧の関係も順調であることも分かりほっとしたが、こちらも続編が出たら嬉しい。幸が良鷹に懐いて良鷹も幸を可愛がる様子が微笑ましく、良鷹、真帆、幸の仲睦まじさは今後の進展を期待してしまう。しかし鹿乃の曾祖母「鈴」の話は酷く同情してしまったが、困難を乗り越えての嫁入りのおかげで良鷹と(続く)

  • ひさか さん

    2018年5月集英社オレンジ文庫刊。シリーズ8作目にして最終巻。鶯の落し文、青時雨の客人、額の花、白帝の匂い袋、一陽来復、山吹の面影の6つの連作短編。「宝箱」というタイトルにふさわしく、読み終わるのが惜しい程の作品。良鷹と幸のコンビが、素敵で、二人各々が、何かを護ろうとする姿勢は、心地良いです。季秋と鈴もこれからの展開が気にかかります。終わってしまうというのはとても残念で、寂しいです。神農さんの子虎柄というのを調べてみましたが、わかりませんでした。

  • れみ さん

    シリーズ8作目。最終巻の今回は番外編なので、着物ではないけど、やっぱりいわくつきの品々が登場するお話が6つ。どのお話もそれぞれにぐっとくるところがあって良かったけど、鹿乃たちの高祖父母(祖母・芙二子の祖父母)の出会いのお話(白帝の匂い袋)と、ある家のお嬢様の持っていたブローチのお話(額の花)が特に好きだったかな。前の巻で良鷹と鹿乃に出会った幸が少しずつ野々宮家に馴染んできてるのが微笑ましい。この巻でこのシリーズとお別れなのは少し寂しいけど、良いお話と出会えて良かった。

  • カメ吉 さん

    番外編ということだったが内容的には本編以上に面白かった。野々宮家の昔話もあり良鷹や鹿乃の根底にあるものが感じられました。 ほのぼのとした後日譚もあり満足な作品でした。更なる続編が読みたくなった。これで最後となってほしくないシリーズなんで。

  • 雷華 さん

    番外編のためか、今回は鹿乃と慧はあまり出ず、その周りやご先祖様の話中心でした。どの話も良かったのですが、個人的にはつけることができないブローチ視点の『額の花』と慧が聞いた鳴き声とちょっとした怪異の話『一陽来復』がお気に入りです。ご先祖やお兄ちゃんのネタでこの先もまだまだ続けれそうな気配があるのに…一応これで一区切りのようで…今回のフェアの購入者特典ウェブ短編も収録した続編…待ってます。

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人物・団体紹介

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白川紺子

三重県出身。同志社大学文学部卒業。2011年に「サカナ日和」で第154回Cobalt短編小説新人賞に入選後、「嘘つきな五月女王」で2012年度ロマン大賞を受賞。同作を改題・改稿した『嘘つきなレディ〜五月祭の求婚〜』で’13年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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