顕密のハビトゥス 神仏習合の宗教人類学的研究

白川琢磨

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909317032
ISBN 10 : 4909317031
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
331p;21

内容詳細

神仏判然令(神仏分離)以降150年、日本人は不思議な宗教環境を生きてきた。かつて神と仏がともにある神仏習合が否定されたとき、何が起きたのか―。本書は「日本人の宗教とは何か」を命題に掲げ、北部九州をフィールドに、祭りやしきたりに深く刻まれた実践や表象を通して、私たちの精神風土に根付き、今も息づく神仏習合のかたちを解き明していく。

目次 : 1章 神仏習合へのアプローチ(顕密仏教と宗教民俗―修験道を再考する/ 神仏習合と多配列クラス)/ 2章 宗教民俗と神仏習合―大飯食らいと大綱引き(北部九州における宗教民俗の歴史的動態―二丈町淀川「大飯食らい」を中心に/ 呼子の宗教的環境)/ 3章 神楽と鬼―神仏習合の展開(“落差”を解く―豊前神楽をめぐる歴史人類学的一考察/ 豊前神楽の系譜と改変/ 多配列クラスとしての「鬼」―修正鬼会から神楽まで/ まとめ―「鬼」と伝統文化)/ 4章 山岳寺社と神仏習合―文化資源論への展開(弥谷寺の信仰と民俗/ 湖底に沈んだ文化資源―地域開発と文化保存/ 英彦山の信仰と民俗/ まとめ―神仏習合と文化資源)/ 5章 結論―日本の宗教文化と神仏習合(日本人の宗教意識と宗教人口/ 神仏習合の基本構造/ 「人」と「神」の関係/ 「仏」の降下―菩薩と明王/ 「人」と「神=仏」をつなぐもの―加持祈祷)

【著者紹介】
白川琢磨 : 1953年、香川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1983年、同大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。論文博士(人間環境学)九州大学人間環境学府。カリフォルニア大学サンディエゴ校・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校客員研究員、四国学院大学社会学部・福岡大学人文学部教授を経て、福岡大学名誉教授、中山身語正宗教学研究所(瀧光徳寺)顧問。日本宗教学会理事・日本民俗学会理事(31期)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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