春画を読む 恋のむつごと四十八手 平凡社新書

白倉敬彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582855142
ISBN 10 : 4582855148
フォーマット
出版社
発行年月
2010年03月
日本
追加情報
:
18cm,245p

内容詳細

江戸の「恋」とは、“そこ”に至るまで、そして終わってからのことも含めたもの──菱川師宣の艶本を手がかりに、春画研究の第一人者が読み解く江戸の人々の「恋」。微笑ましくも、大胆な“かたち”。 〈首引恋慕〉〈障子越〉〈男鹿戯〉〈馬上懸〉〈火燵隠〉……、意味深な“手”が並ぶ一方で、『恋のむつごと四十八手』には、女に膝枕をしてもらっている〈君膝枕〉や、朝になって、去って行く男との名残惜しいひと時を描いた〈明別〉など、事が一息ついた後の男と女の穏やかな様子までもが描かれている。

趣向を凝らしたシチュエーションやアクロバティックな体位ばかりでなく、この情感あふれる“事の後先”を描いたことにこそ、江戸の色恋を解くカギがある──菱川師宣(1618−94)の生きた江戸時代初期の、「江戸っ子の恋」とはどのようなものだったのか? 西洋文明の影響をもろに受けたわれわれとは、ちょっと違った恋のかたちを、白倉敬彦が解き明かす。

【著者紹介】
白倉敬彦 : 1940年北海道生まれ。浮世絵研究者、文筆業。早稲田大学文学部中退。長年にわたり、美術・浮世絵関係の企画・編集を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 神在月 さん

    菱川師宣の春画の解説本。菱川師宣はあの四十八手の考案者(?)だったのだ。因みに版元は鶴屋喜右衛門っていう。菱川師宣っていうのは相当にエロイ人だったらしく、他にも「床の置物」っていう“張形”をテーマにしたものも描いているくらいだ。江戸時代のSEXっていうのは今と同様か部分的には今よりはるかに自由奔放だったってことがわかる。笑ったのが「馬鹿夫婦 春画を真似て 手をくじき」って言う川柳。いまとかわらないじゃんか(笑)現代もAVの通りにやろうとして悲惨なことになってるカップルっていうのはままあるらしいからね!

  • ゆるり さん

    ナイス!!

  • おの さん

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白倉敬彦

1940年北海道生まれ。2014年逝去。早稲田大学文学部中退。現代美術から浮世絵にいたる美術書を幅広く編集し、のちに浮世絵春画研究に従事。海外での評価も高く、国際浮世絵学会常任理事を務めた。わが国屈指の浮世絵春画研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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