基本情報
内容詳細
全身に“脳瘤”と呼ばれる“顔”が発症する奇病“人瘤病”が蔓延した日本。人瘤病患者は「間引かれる人」を意味する「人間」という蔑称で呼ばれ、その処遇は日本全土で大きな問題となっていた。そんな中、かつて人瘤病の感染爆発が起きた海晴市で、殺人事件が起きる。墓地の管理施設で人瘤病患者の顔が潰され、地下室では少女が全身を殴打され殺されていたのだ。容疑者は4人の中学生。さらに、事件の真相を見抜いた男は、逆上した容疑者のひとりに突き飛ばされ、机の角で頭を打って死亡してしまった…かと思いきや、死んだはずの男の身体に発症した、いくつもの“顔”が喋り始め―。同じ手がかりから組み上げられる幾通りもの推理の先に、予想を超える真相が待つ。唯一無二の本格推理。
【著者紹介】
白井智之 : 1990年千葉県印西市生まれ。東北大学法学部卒業。在学中はSF・推理小説研究会に所属。「人間の顔は食べづらい」が第34回横溝正史ミステリ大賞の最終候補作となり、同作でデビュー。2015年に刊行した『東京結合人間』は「2016本格ミステリ・ベスト10」「このミステリーがすごい!2016年版国内編」にランクインし、日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)の候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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W-G さん
読了日:2016/12/24
青乃108号 さん
読了日:2025/01/10
🐾Yoko Omoto🐾 さん
読了日:2016/11/24
nobby さん
読了日:2019/12/07
モルク さん
読了日:2018/03/28
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人物・団体紹介
白井智之
1990年、千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。第34回横溝正史ミステリ大賞の最終候補作『人間の顔は食べづらい』で、2014年にデビュー。23年『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』で本格ミステリ大賞受賞、「2023年本格ミステリ・ベスト10」第1位。さらに『エレファントヘッド』が「2024年本格ミス
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