おまけのこ 新潮文庫

畠中恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101461243
ISBN 10 : 4101461244
フォーマット
出版社
発行年月
2007年11月
日本
追加情報
:
16cm,322p

商品説明

一人が寂しくて泣きますか? あの人に、あなたの素顔を見せられますか? 心優しき若だんなと妖たちが思案を巡らす、ちょっと訳ありの難事件。「しゃばけ」シリーズ第4弾は、ますます味わい深く登場です。鼻つまみ者の哀しみが胸に迫る「こわい」、滑稽なまでの厚化粧をやめられない娘心を描く「畳紙」、鳴家の冒険が愛らしい表題作など全5編。じっくりしみじみ、お楽しみ下さい!

内容詳細

一人が寂しくて泣きますか?あの人に、あなたの素顔を見せられますか?心優しき若だんなと妖たちが思案を巡らす、ちょっと訳ありの難事件。「しゃばけ」シリーズ第4弾は、ますます味わい深く登場です。鼻つまみ者の哀しみが胸に迫る「こわい」、滑稽なまでの厚化粧をやめられない微妙な娘心を描く「畳紙」、鳴家の冒険が愛らしい表題作など全5編。

【著者紹介】
畠中恵 : 1959(昭和34)年、高知県生れ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学卒。漫画家アシスタント、書店員を経て漫画家デビュー。その後、都筑道夫の小説講座に通って作家を目指し、『しゃばけ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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短編5話収録です。仏にすら厭われるという...

投稿日:2012/02/11 (土)

短編5話収録です。仏にすら厭われるという、妖の中でも特異な存在の「こわい」が登場するお話は、全てのものから拒絶される「こわい」に若だんなと一緒になって切ない気持ちにさせられました。また、「畳紙」では、厚化粧をどうしてもやめられないお雛のもとに、屏風のぞきが毎晩出張し、その本当の理由が解き明かされていきます。これまで卑屈であまりいいイメージがなかった屏風のぞきが、なんだかいいやつに見えます。今回もそれぞれのキャラクターが実にいきいきとお江戸の町で動き回ります♪

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • i-miya さん

    2010.11.15 (背表紙書き)一人が寂しくて泣きますか?あの人にあなたの素顔、見せられますか。「しゃばけ」シリーズ第4弾。鼻つまみ者の哀しみ。厚化粧、やめられない娘心。(畠中恵) 1959、高知生まれ。名古屋芸術短期大学卒、漫画アシスタント、書店員、都築道夫の小説講座。『しゃばけ』日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。(解説―谷原章介=俳優)第13回日本ファンタジー・・・。一太郎。妖怪たち。人ならぬ妖(あやかし)の血を引く若だんな。「しゃばけ」は気づくことの物語。

  • ヒロ@いつも心に太陽を! さん

    キャラ読みと言われてもいい。今回も一太郎、鳴家、屏風のぞきに藤兵衛や栄吉にいたるまで、その行動に微笑ましく感じたり台詞のかけあいにニヤリと笑ったりと出てくる皆がとても愛しく、そして話も面白かった(*^□^*)!!表題作『おまけのこ』はまさかの鳴家が主役だけど最後は一太郎がちゃんと決めた感じ。たくさんの鳴家の中からちゃんと自分の家の鳴家を見つけだして「うちの子だよ。間違いないよ」と断言しちゃうあたり優しい&かーっこいぃ(´人`*)鳴家たち妖が若旦那を大切に思うのはこういう人柄なんだろうな♪

  • ぶち さん

    これまで以上に妖怪小説の趣が強くなって、ミステリ色はかなり薄まっています。妖怪人情ファンタジー小説という、本シリーズでしか描けない独特なものになってきたのかもしれません。表題作「おまけのこ」がとにかく可愛かったです。 真珠強奪という暴行事件と鳴家の小さな大冒険の話。このお話でも若だんなの聡明な部分が見れて、嬉しくまた頼もしく思います。"ぎゃわぎゃわ"と泣くほど心細い思いをしながらも、"鳴家はおまけの役立たずでは無いといってやるのだ!"と頑張る鳴家。そんな鳴家が可愛いくて可愛くて......

  • ゴンゾウ@新潮部 さん

    今回も楽しく読ませていただきました。屏風のぞきや鳴家達普段は脇役の妖が活躍。一太郎も逞しくなって騒動を解決。ほのぼのとしたシリーズ。今後も期待大。

  • tengen さん

    しゃばけシリーズ第4弾。屏風のぞきの活躍が印象的で好感度アップ。そして表題作は鳴家と若だんなの絆にほんわかします。良かった。

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人物・団体紹介

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畠中恵

高知県生まれ、名古屋育ち。漫画家を経て、2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。「しゃばけ」シリーズは大ベストセラーになり、16年には第1回吉川英治文庫賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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